それって遠回しに私のせいって言ってる?
長男の運動会当日に来られなかった義父母のために、動画を義実家で見ていました。かけっこで転んでしまった長男を見て、「そういえば子どもの運動神経って、母親からの遺伝だそうね。知ってた?」と私に聞く義母。つまり、長男がかけっこで転んだのは私のせいって言いたいの?と私は思いましたが、「そうなんですね、知らなかったです」と返すのが精いっぱいでした。
夫は、どちらかと言えば運動ができるタイプで、私は苦手なタイプです。たしかに長男も歩き始めるのは早いほうでしたが、ボール遊びやマット運動は苦手なようです。少し気にしていたことだったので、義母に言われた一言が私の胸に刺さってしまいました。
今までの発言も嫌みだったの…?
動画が終わったタイミングで、思い切って「さっきの運動神経のことなんですが、本やテレビで言ってました?」と義母に聞いてみた私。すると義母は驚いた顔で、「テレビか何かで見たのを思い出しただけ。この子、運動苦手なの? 気にしちゃった? ごめんね」と言ってきました。
そのとき私は、義母には悪気はないということに気が付きました。義母はただ自分の正直な気持ちや、そのとき思ったことを発言しているだけだったのです。
ただ素直に言葉にしているだけ
義母は良くも悪くも、そのとき思ったことを口に出してしまうだけ、ということに気が付いた私。義母の言葉に傷ついたことばかり印象に残っていましたが、一方で義母はどんなに小さなことでも「すごい」と思えば、私や長男に素直に伝えてくれていることにも気が付きました。
今まで嫌みだと思っていた義母の発言も、ただの感想だったようです。私は正直に、今まで嫌みを言われているのだと思っていたことを義母に伝えてみると、「嫌みなんて言えるほど考えてしゃべっていないわ」と笑われてしまいました。
もちろん、まだ義母の歯に衣着せぬ物言いに傷ついてしまうこともある私。私は自分の気持ちを正直に伝えるのが苦手なタイプなので、ところかまわず自分の意見を言う義母には少し困ってしまいます。しかし、義母は悪いことだけではなく、良いことも素直に言葉で伝えてくれる人です。今後も義母とうまく付き合っていけるように、聞き流すことも覚えていきたいと思います。
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著者:安藤 はるか
小2、年中の男の子と1歳の女の子のママ。カラーセラピストとしてお悩み相談のサービスを運用中。