ヒカリちゃんが寝ているうちに、お風呂に入って休もうと思っていたサチさん。すると、ヒカリちゃんの泣き声と「ママー」と言う夫の声が聞こえてきました。
なんとヒカリちゃん、熱が上がってまた起きてしまったというのです。体温を測ってみると39℃。抱っこを止めると泣いてしまうので、この日は夫と抱っこをしてソファで眠りました。
その夜の間、サチさんは気がかりなことがありました。それは、先生から言われた「けいれん」についてです。サチさん夫婦は、事前にけいれんについて調べていました。
このときの夫が調べていた情報が、今後の手助けになるのです。
もし明日も熱が下がらなかったら…
週末、ずっと熱が下がらなかったヒカリちゃん。ずっと看病していたサチさんの疲労もピークに達してしまいました。サチさんは夫と話し合い、月曜日になっても熱が下がらなかったら夕方に病院に行くことに。
そして、月曜日。熱が下がらなかったのでヒカリちゃんは病院へ行くことになりました。しかしパパが帰ってくる夕方まで、サチさんはワンオペ状態です。
しばらくすると、ヒカリちゃんが泣き始めました。今までは抱っこをすると泣き止んでいたのに、抱っこをしていても泣き続けるようになってしまったのです。
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抱っこをしていても、泣くようになってしまったヒカリちゃん。今までとは違う様子にサチさんも戸惑ってしまったのではないでしょうか。
※生後3カ月未満で38℃以上の発熱がある場合は、他の症状の有無に関係なく夜間・休日にかかわらず必ず受診してください。生後4カ月以降で、発熱以外に症状が現れておらず、哺乳力にも問題がない場合は診療時間内の受診でよいでしょう。
※生後6カ月を過ぎると、ママからもらった抗体の免疫力が下がってくるので、感染症にかかりやすくなります。発熱のみで活気があれば様子を見て、自宅で安静にして過ごさせて外出は控えましょう。3日を経過しても熱が下がらない場合は無条件で受診してください。
※夜間や週末で病院が休診のときには、自治体ごとに決められている小児救急の当番病院で対応できます。