こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。今日は、離乳食ならではの「下処理」が必要な食材を紹介しますね。
なぜ下処理が必要なの?
赤ちゃんの内臓、身体機能は未熟です。大人なら、噛み砕いて飲みこめるものが赤ちゃんにはできない場合があります。
たとえば、トマトの薄皮。薄皮がついたままだと赤ちゃんは噛みちぎることができず、のどに引っかける可能性があります。また、取り除いてあげることで消化の手助けをすることができます。赤ちゃんには、ほんのひと手間をかけてあげましょうね。
赤ちゃんならではの下処理が必要な食材とその方法
離乳食によく使われる食材の下処理の一例をご紹介します。
かぼちゃ
種とワタを取り除いて、外側の緑の皮をむきます。
トマト
お湯につけて薄皮をむき、種を取り除きます。
なす
紫の皮をむきます。
きゅうり
緑の皮をむきます。種が大きい場合は種も取り除きます。
にんじん
皮をむきます。
オクラ
縦に半分に切り、種を取り除きます。
豆類
薄皮をむきます。
とうもろこし
薄皮をむきます。
果物
みかんなどの薄皮のあるものは取り除き、いちごやキウイなどの種も取り除きます。
木綿豆腐
少し硬いので、初期、中期の間は絹こし豆腐がおすすめ。初期中期に使う場合は周りの固い部分を取り除きます。
しらす
塩分が多いので沸騰したお湯に入れ1分ゆがき、湯切りします。
魚類
骨と皮を取り除きます。骨は、調理前・調理中・食べるときに確認すると安心ですね。
肉類
脂身と鶏肉は皮を取り除きます。鶏ひき肉はお湯をかけて油分を落としてもいいですね。
これらの下処理は、離乳食期の間続けると安心です。幼児食に向けて徐々に下処理をなくしていくといいでしょう。このほんの少しのひと手間が、赤ちゃんの離乳食をスムーズに進めてくれます。ぜひ下処理をしてあげてくださいね!