それを見た園長先生も、責任感からかみんなに頭を下げるのでした。
園長先生がK先生に怒った理由は……
2人のやりとりを、固唾を飲んで見守っていた先生や子どもたちは、園長先生のあまりの迫力に思わず沈黙してしまいます。そんなみんなに園長先生が述べたのは、謝罪の言葉でした。
「すまなかった! 私のせいで……」 と頭を下げる園長先生。K先生に激しく怒った理由についてみんなに説明します。
「許せなかったんだ。みんなをバカにされるのは」
「だってみんな私の大切な家族だから」
涙ながらにそう語る園長先生から、子どもたちは愛情の深さを知ったようです。
どんな事情であれ施設にいるのは、親の愛情を知らずに育った子どもたちばかり。
いじわるなK先生を更生させ、全力で守ってくれる園長先生はまるで本当の親のようです。
施設を統括する園長先生が愛情深い人で良かったと、思わずにはいられませんね。
これからはどんな困難があっても、施設にいる間は園長先生がみんなをしっかり守ってくれることでしょう。
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