みんなを大切な家族だと思っているという、園長先生の深い愛情に触れた子どもたちは……?
一難去ってまた一難…?
毅然とした態度で、K先生を更生させた園長先生。
普段は温厚な園長先生が激しい怒りを見せたのは、みんなのことを家族として大切に思っていたからなのですね。
生まれてすぐ施設に預けられ、本当の家族を知らずに育った子どもたち。
楽しく過ごしているように見えても、家族に対して憧れや羨望の気持ちを抱いていたようです。
ところが園長先生の大きな愛を受けて、うらやましいと思っていた家族は、すでに自分たちも手に入れていたことを知ります。
本当のお父さんにするように、園長先生に抱きつく子どもたち。
園長先生も、困惑しながらどこか嬉しそうです。
そんな園長先生にミカンさんとシミ姉ちゃんは感謝の気持ちを伝えます。
「ありがとう。お父さん」
2人の言葉がよほど嬉しかったのか、園長先生は泣き出してしまいました。
K先生のいじわるはつらい経験でしたが、雨降って地固まるとは、このことかもしれません。
トラブルの元だったK先生も施設を去り、ようやく平和な日常が戻ってきたようです。
ですが、一難去ってまた一難。
シミ姉ちゃんとの別れが近づいているとのこと。
姉妹のように仲が良かっただけにお別れはつらいですが、一生の友だちであることに変わりはありません。
人の出会いは一期一会といいますが、別れもまた突然やってくるもの。考えたくはないですが、いま一緒にいる時間を大切にして、突然そんなときがきても納得できるよう2人には過ごしてほしいですね。
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