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「生理なんじゃね?」大学教授をからかい教室を静まり返らせた男子学生のひと言

私が大学生だったころの話です。年齢も大人に近づき、女子同士の会話の中でお互いの生理についての話も出るお年頃。しかし、生理の話は、話す人と内容によっては、とても不快になるものだと実感した出来事です。

「生理なんじゃね?」大学教授をからかい教室を静まり返らせた男子学生のひと言

 

「生理なんじゃね?」大学教授をからかい教室を静まり返らせた男子学生のひと言

 

女子の間では生理の話が気軽に交わされる

当時、私は大学生で、男子が全体の1割程度しかいない、ほぼ女子ばかりの大学に入学したてのころでした。

 

年齢も大人へと近づき、女子の間では性や生理の話が当たり前のようにされる年頃。イライラしている子は、自分自身のことを「もうすぐ生理かも〜」と言ったり、いつもは穏やかな子がピリピリしていれば「大丈夫〜? 生理とか近い?」と聞く子がいたり、私の周りでは女の子ならではのノリが許されていました。

 

ところが男子が生理をネタにすると…

そんなある日、講義の中で、教授がイライラしている日がありました。教授がレジュメを取りにくるよう学生たちに告げたのですが、ダラダラとおしゃべりしながら行動する学生が多く、苛立った教授は学生たちに対して学ぶ側としての態度の在り方や、講義の時間の貴重さについて説教したのです。

 

そのとき、全体の1割しかいない男子学生の1人が「なんか教授イライラしてるなあ。生理なんじゃね?」と言い放ったのです! たまたまその瞬間、教室内のざわつきがおさまっていたせいか、その声は遠くにいた人にも聞こえたようです。誰1人笑うことなく、凍りつく空気。言った本人はさほど気にしていないようでしたが、周りはドン引き。幸いにも教授本人には聞こえていなかったようで、ホッとしました。

 

 

「イライラする=生理」ということが、女子の間ではなく男子から発せられるジョークになると、とても不快になるんだなと感じた体験でした。

 

その後、社会人になった私は、生理中の女性を気にかけてくれる男性がいることも知りました。すべての男性が彼のように生理をジョークに使うわけではないとわかっていますが、イライラしている人を見て「生理か?」とネタにするのはやめてほしいです。

 

原案/橋本かなこさん
作画/おみき
監修/助産師 松田玲子

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターおみき

    旦那と娘(2020年産まれの女の子)の3人暮らし。夫婦のこと育児のことをコミックエッセイにしてインスタグラムで発信中。高齢出産&初めての育児に奮闘中です。

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