マッチングアプリを利用している友人マナからの知らせで、マサルがアプリを使って出会いを募っていることを知ったリンさん。
今まで受けてきたモラハラや警察沙汰になった件をマナに話し、離婚の証拠集めに協力してもらえることになりました。
マナはマサルと会う約束を取り付けます。マサルが提案してきた日はリンさんが祖母の三回忌で実家に帰省する日でした。
リンさんは「実家に泊まるかもしれない」とマサルに伝え、実は日帰りで密会現場を証拠として押さえようと目論んでいます。
何も知らないマサルは、「俺もその日は友だちと遊ぶ」と余裕の表情で嘘をつきました。ついに法事の日、リンさんは勇気を出して自分の気持ちを両親に話します……。
「実は離婚しようと思う」娘の言葉に、両親は?
法事の日、リンさんはマサルの浮気と離婚を決意したことを両親に伝えました。 結婚したときに喜んでくれた両親に対して、申し訳なさで顔を上げることができないリンさん。「親不孝でごめんなさい」と苦しい胸の内を涙ながらに話します。
真っ先に「離婚くらいなんてことない!」 と声をあげたのはお父さん。リンさんが悲しんで暮らしている方が悲しいと、力強い言葉をかけてくれました。
続いて、リンさんが幸せなことが一番の親孝行と、やさしい言葉をかけるお母さん。リンさんは両親のやさしさに触れて気が緩んだのか、マサルの浮気が発覚してから、このとき初めて涙しました。
離婚の決意を固めたリンさんは、父親から持たされたボイスレコーダーを握りしめて、マサルとマナの密会現場に向かいました。二人は喫茶店で談笑中。マサルは、ニコニコと満面の笑みでマナに接していたのでした……。
リンさんの両親が理解あるやさしい人でよかったですね。両親に自分の結婚を失敗だと話すことはリンさんもつらかったはず。 親としては娘につらい思いをさせた男は許せないでしょう。しかしここでマサルに詰め寄るより先に、リンさんのケアをしっかりしてあげるところに両親の愛を感じます。
自分の妻や義理の両親も大事にできていない人間が、さらなる出会いを求めて新しい友人や恋人を手に入れたとしても、本当の人間関係を築くことができるのでしょうか? そのひと時の楽しさや自身の欲望によって、本当に大事なものを見失わないようにしてほしいものです。
リンさんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。
作画:白米お米