どうして別居を選んだのか
夫の出向期間は2年間の予定で、仕事の都合上、勤務先から数km圏内に住む必要がありました。もちろん夫婦で引っ越そうという案も出たのですが、今住んでいるマンションの更新をしたばかりだったため都外に引っ越すのはもったいなかったのと、私も急に仕事を変えることはできないと思ったのです。
電車か車を利用すれば、1時間半程度で行ける距離なので、週末は必ず一緒に過ごすというルールだけは決めました。
最初は不安もあったけれど…
夫は勤務先の近くに単身用のマンションを借りて、お互いに平日はひとり暮らしをする生活がスタート。最初は、正直言うとまだ新婚2年目なのに1週間の大半を別々に暮らすことにとても不安を抱いていました。
もしかしたら夫は浮気をするかも……。なんて、よくない妄想をし始めたらキリがありません。ですが、実際にこの生活スタイルを始めてみると、付き合っていたころのようにLINEのメッセージをやり取りしたり、電話をしたりして、不安よりも新鮮味があって楽しいのです。
何より、適度な距離があることで、毎日一緒にいるときよりも夫への感謝も忘れずに過ごせている気がします。
むしろ元の生活に戻れるか心配なくらい!?
週末婚を始める前の平日は、私が仕事後に当たり前に献立を考えて買い物をして料理を作って片付けて、その他家事もして……というルーティンがありました。
それがひとり暮らしになると、自分の分だけ作って食べて、あとは自由時間。韓流ドラマを見たり、自分の好きなタイミングで好きなことができたりして、とにかく最高です。あと半年でこの生活が終わってしまうのが寂しくて、やっておきたいことをリスト化しようと思っているくらいです。
期間限定だからかもしれませんが、実際に週末婚をやってみたら、意外に楽しく過ごせている自分に驚いています。今の平日の私は、夫に見せられないくらいゴロゴロしてばかりの廃人っぷりで、ひとり時間が必要なタイプなんだなと改めて気づきました。結婚生活のうちで、またとないタイミングで週末婚ができてよかったと思っています。
著者/伊藤みり
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
-
「一緒に育児をしたい!」夫がレベルアップした「あえての作戦」とは!
-
「女は家で家事と育児」押し付けられた義父の価値観!自由になるために離婚を選択した私【体験談】
-
「今やめてよ」夕飯時に起こった事件!夫のある行動に怒りが爆発!