始まりは高校生のとき
私が生理痛に悩まされるようになったのは高校生のころでした。それまでの生理期間は少しだるいくらいでしたが、高校生になると徐々に生理痛が強くなっていき、生理開始1日目と2日目は必ずと言っていいほど痛み止めなしでは生活できなくなるほどに。
痛み止めを飲むと随分ラクになり、生理痛があるときは毎回飲んでいました。
子宮内膜症がわかるまで
それから月日が経ち、社会人になったある日、生理時にレバー状の経血が出るようになりました。初めて目にしたときは少しパニックになり、心配になってネットで調べることに。調べるとレバー状の経血が出るのはあまり良くないものだと知りました。しかし、当時は仕事が忙しく、なかなか病院に足を運ぶことができなくて……。
それから、ある日の生理2日目に強い下腹部痛に襲われ倒れてしまったことがありました。そのとき、さすがに不安になり、やっと病院を受診することに。検査をしてもらうと、なんと子宮内膜症であることがわかりました。そして医師から低用量ピルを飲むようにすすめられたのです。
低用量ピルを飲んだことで
低用量ピルの副作用に血栓症のリスクがあるため、私は最初低用量ピルを飲むことに抵抗がありました。しかし、医師の説明も聞き、そのときの自分には低用量ピルが最良の治療法だと理解できたため、飲むことを選びました。
飲み始めて最初のほうは胃が少しムカムカすることがありましたが、3週間から4週間飲み続けていくと体が慣れていき、気づけば生理痛もだんだん軽くなり、レバー状の経血もなくなりました。
それ以外にも、生理前にイライラすることや肌荒れも少なくなっていき、私には低用量ピルが合っていたようです。
幸い、私の場合は処方された低用量ピルが合っていて、その後の生理期間や日常生活が快適になりました。高校生のときから始まった生理痛。月日が経つにつれて、実は子宮内膜症になっていたと知ったときは、なんでもっと早くに病院を受診しなかったのかと、今でも後悔している出来事です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/青野 蒼空
監修/助産師 松田玲子
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