そんなある日、夫宛てに裁判所から支払督促状が届きます。夫に借金があることを知った私は……?
うそで塗りたくられていた結婚生活
結婚して幸せな生活を送っていたある日、まじめが取り柄の夫の元に支払督促状が届きました。もしかして……と思い、夫の部屋を確認すると次から次へと出てくる、支払督促状の数々!
夫を問い詰めると、「母の病気を治すため、実家へ治療費を支援していた」とのこと。実際に義母は、闘病の末に亡くなったので、私は夫に対して強く出ることができませんでした。そして「もう黙って借金はしない」と約束。
実の両親に相談すると「仕方のない理由だから」と言われ……。何の相談もなく借金をしていたことにモヤモヤしつつも、ひとまず夫を信じようと思いました。
それから数日後、無造作に置かれた夫のスマホ画面を何気なく見た私はがくぜんとします。
そこには出会い系マッチングアプリからの通知があり、なかには浮気の証拠となるような女性とのやり取りがびっしり。さらにショックを受けたのは、「もう隠し事はしない」と誓ってくれた日もその女性とやり取りをしていたのです。
すぐさま夫を問い詰めると、案の定、借金の使い道も義両親ではなく、浮気相手に使っていたことが発覚! さらに、仕事だと偽り、家族の時間を犠牲にして浮気相手と会っていたのです。
まもなくして実の両親へ相談したところ、はじめこそ半信半疑だったものの、数々の証拠を見て大激怒。その後、私と子どもたちは実家へ。後を追うように夫もやってきましたが、実の両親の厳しい追及に、反論するすべはなく落胆するのみでした。
しばらく子どもたちと実家で生活していましたが、夫を信用できない=良好な家族関係を維持できないと考え、離婚を決意。親権も私に渡りました。幸い両親の支援と独身時代の貯金があり、思い切って離婚に踏み切ることができた私。子どもたちも、夫と暮らしていたときより笑顔も増えたと感じています。
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作画/Pappayappa
著者:倉本由香利
夢はプリンセス!な娘を育てるバツイチアラフォーのシングルマザー。同居の両親が孫に甘すぎるのが悩みのタネ。