その後、教頭先生から話を聞かれ、帰宅したソウ。学校での出来事に動揺し、出迎えてくれたお母さんを前に、涙が出てしまいます。お母さんに、「レクトが突然殴りかかってきた」と事情を説明していると、教頭先生から電話がかかってきました。
教頭先生の話によるとレクトは、「ソウに殴られて、頬が腫れてしまった。ソウからずっといじめにあっていた」と、教頭先生に説明していたようで……。
先生から、息子が友だちをいじめていたように言われ…
「レクトくんが言うには、『3年生になってからずっとソウくんにいじめられている』と」
教頭先生の話に、耳を疑うソウのお母さん。
「もちろん、確定ではないですが、実際レクトくんの頬は赤く腫れていまして……」
そして、教頭先生が2人のもみ合いを見たとき、ソウがレクトを羽交い締めにしていた、と言うのです。
ソウは殴ろうとしてくるレクトを制止していただけだと知っているお母さん。
「ちょっと待ってください!!」
教頭先生に事情を説明しようとすると……。
「すみません、私は今、お母さんと話したいわけではなく、ソウくんに確認を取りたいので。電話を代わってもらっていいですか?」
お母さんの言葉を遮り、ソウに代わるように言う教頭先生。その対応に、お母さんは表情を曇らせ、憤るのでした。
レクトとのトラブルの経緯を、ソウから聞いていたお母さん。相手との主張の食い違いを先生に説明しようとするも、聞く耳を持ってもらえませんでした。学校でも、教頭先生を前にレクトが突然「痛い」と泣き喚いたことで、自分が悪いかのような状況になってしまったことに困惑していたソウ。加えて、教頭先生からはソウがレクトに嫌がらせをしていると疑っているような発言。親としては子どもから聞いた話を、しっかり先生に説明したいところです。話を遮り、子どもに代わるよう促した先生に、不信感を持ってしまっても仕方がないような気がします。