全集中して過ごす生理期間は疲れる
学生時代は月経リズムがなかなか安定していなかった私。
夜間に経血モレをすることも珍しくありませんでした。そのため、生理期間中は神経を張り巡らせ、こまめにトイレへ行くなどトラブルが起きないよう、モレを回避する方法を模索する日々でした。
楽しいひとときが瞬く間に地獄絵図
そして、私が30代前半になったころ。当時付き合っていた彼が自宅に遊びにきたときのことです。テレビを観たり、会話をしたり、楽しい時間を過ごしていると、おしり部分がヒヤリ。嫌な予感がして見てると……なんとおしりに敷いていた座布団が血まみれ状態に! まるで地獄絵図のようでした。
彼の目の前で盛大な失敗をしてしまうことは初めて。恥ずかしさから経血モレしたことをなかなか言いだせずに困ってしまいましたが……隠せるレベルでもなく正直に話すことに。
私「生理で、経血が漏れちゃったみたい……」
彼「え、大丈夫? 具合悪くない?」
彼から返ってきたのは、心配してくれる言葉でした。茶化されることも、引かれることもなく、私は彼に感謝しながらも、自分の不甲斐なさにガッカリ。すぐさまトイレに向かいナプキンを交換して、着替えました。
経血量が一番多い2日目にもかかわらず、楽しいひとときで時間を忘れてしまい、ナプキンを交換するタイミングを逃してしまっていたのです。顔から火が出るほど恥ずかしかったですが、彼が地獄絵図にどん引きせず私の体を労わってくれたのが、唯一の救いでした。
経血モレはイメトレとアラームで解決!
とはいえ、彼に大失敗を見られて、このときほど恥ずかしかったことはありません。自宅だからと完全に油断してしまっていました。
そして、この失敗を機に心に決めたことがあります。それはナプキンを交換するタイミングをイメージトレーニングしてアラームをかけること。もちろんタンポンとナプキンを併用するなど重装備も必要ですが、アラームをプラスアルファすることで、交換するタイミングがわかってより心に余裕が持てるように。おかげで生理中のストレスも少し軽減できたように感じます。
それでも経血量が多く心配なときは、彼との予定をずらすことや、繰り返し使える月経カップにチャレンジすることも考えたいと思っています。もうしばらく続く生理と、じょうずに付き合っていきたいです。
著者/やまもと みゆき
作画/Michika
監修/助産師 松田玲子
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