マッチングアプリを利用している友人マナからの知らせで、夫のマサルがアプリを使って出会いを募っていることを知ったリンさん。今まで受けてきたモラハラや警察沙汰になった件をマナに話し、離婚の証拠集めに協力してもらえることに。
リンさんは夫のマサルに浮気の証拠、警察への相談記録を叩きつけ、離婚を告げました。さらに、保身や体裁が大事なマサルが最も恐れている、身内への暴露を決行することに!
リンさんは義父母に、マサルが家にろくに帰ってきてないことや、マッチングアプリで浮気をしていた証拠を提示しますが、義父母は息子をかばい、リンさんを責めるばかり。
義姉は、離婚したら自分や両親の老後の世話は誰がするのかと、耳を疑うような発言。さらに義父母は、リンさん夫婦が家を建てることがあっても頭金は出さないと、お金を餌に離婚を阻止してきます。
リンさんはそれぞれにきっぱり断り、ようやくマサルの家族を黙らせることができました。最後に、ひとつだけ聞きたいことがあるというリンさん。その質問の回答に、一同絶句することに……!
永遠の愛を誓ったはずの夫に、ずっと聞きたかったこと……
「なんで私と結婚したの?」
「リンは保育士だから、人の面倒を見るのが好きなのかなって……姉ちゃんが同居ししたいって言っても、面倒みてくれそうだし」
マサルがリンさんと結婚した理由は愛情ではなく、「自分の家族の世話をしてくれそうだったから」。想像もしていなかった理由に、開いた口が塞がりません。
「うちの娘は、家政婦になるために君の嫁になったんじゃない。保育士になったのも、決して君の家族の面倒をみるためではないよ」
娘を家政婦扱いするマサルに「がっかりだよ」と、重い一言を突きつけました。偉そうにしていた義父は息子の衝撃回答を聞き「この度は申し訳ございませんでした」、「慰謝料は必ずお支払いいたします……」と、リンさん家族に頭を下げました。
「それじゃ私の面倒はこれから誰がみるのよ!」
暴れ狂う義姉に、これ以上話していても無駄だと悟った両親は、リンさんを連れてマサルの実家をあとにするのでした。
マサルがリンさんと結婚した理由は、愛情などではなく「保育士だったから。家族の面倒をみてくれそう」という身勝手すぎるものでした。普段はやさしいリンさんの父が、娘をないがしろにされたことで静かに怒っている様子は迫力がありますね。マサルの両親も同じ親として、少しは反省したのではないでしょうか。
マサルや義姉も、いかに自身の発言が勝手なものだったかを身に染みて理解する日が来ることを願うばかりです。
リンさんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。
作画:白米お米