育児中は大活躍!
2人の子どもが年子だったこともあり、子どもが小さいころは毎日があわただしく自分自身のケアも怠りがちになっていました。
乳幼児の面倒を見ながらだと、生理中にトイレに行く回数も時間も少しでも減らしたいと一層思うようになり、子どもが動き回るようになってからは「やっぱり、タンポンは心強い味方」だと思うように。
サイズをレベルアップ
出産前は使うサイズもレギュラーサイズか、それより少し大きいサイズを使用していました。しかし2人の年子を自然分娩で出産後、やはり数年は尿漏れしたり入浴時に腟の中に水が入ってしまったりすることがあり、経血量の多い日はレギュラーサイズのタンポンでは、抜けそうな頼りない感じがありました。
そこでレギュラーよりも二回り大きく、国内で市販されているタンポンでも一番大きいサイズを試してみることに。やはりビッグサイズはさすがの吸収力・安定感・安心感! それからというもの毎月の生理中はこのビッグサイズだけを使用するようになっていました。
月日が流れて体に変化が
日々忙しく自分でもあまり気にしていなかったのですが、産後の回復とともに体や腟も出産前に近い状態に戻っていたようで、お風呂の水が入ったり尿漏れしたりすることもなくなっていました。しかしそれでもタンポンは一番大きいサイズを愛用。アプリケーター付きで圧縮されているので、装着時もスムーズ。特別違和感はなく使用を続けていました。
しかしあるとき、生理中盤でいつも通りビッグサイズのタンポンをわずかに浅めに装着してしまったために、いわゆる“無感覚ゾーン”ではない場所にタンポンが下がってくる事態に。徐々に水分を吸収して膨張したタンポンがガサガサするし、今にも飛び出してきそうな位置まで降りてきてしまって……。
何よりも中途半端な位置に降りてきてしまったタンポンが違和感でしかなく、痛い! 歩けば歩くほど、少しずつ落ちてくるのがわかり、すぐさまトイレへ向かいました。
使い方は慎重に
それ以降は、ビッグサイズは量の多い日だけと決めて使用しています。快適さを重視するあまり、経血量に合わない大きすぎるサイズのタンポンを使用するのはかえって自分の体を傷付けかねないですし、しっかりと正しい位置に挿入しないと快適とはほど遠いだけでなく、衛生面でも気になってしまうと身をもって体験しました。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
著者/天木 みみ
イラスト/たこ
監修/助産師 松田玲子
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