生理に嫌なイメージを持ってほしくない
私には小学生の娘が2人います。長女が小学校4年生のとき、学校で保健の先生から女性の体について学ぶ時間があり、生理用ナプキンのサンプルや初潮についてのマンガをもらってきました。
思い返せば、私は体の成長が早く、小学校でそういった話を聞いたその日の夜に初潮を迎えました。しかし、親は生理用のショーツもナプキンも準備してくれておらず、「なんで気をつけておいてくれなかったの?」とケンカになってしまったのです。そのため、私のなかで初潮は正直あまりうれしくない思い出になってしまいました。
長女はせっかく学校で学んできたんだし、この機会をうまく使えば私のように苦い思い出は避けられるはずです。娘たちには生理に嫌なイメージを最初から持たせたくない! 少しでも早く生理用品、そして親としての心構えの用意をしなくては!とあまり興味のなさそうな長女に代わって、準備することにしました。
長女のために私がした準備
とはいえ、自分の初潮は30年も昔のこと。とりあえず、長女がもらった冊子を読んでみると、こういうものが必要、生理のはじめのうちはこうですよ〜、となかなかに細かく説明が。大変ありがたく読ませていただき、長女の生理と向き合う準備ができました。
早速、それを参考にキッズ用のサニタリーショーツ数枚と軽い日用のかわいい猫の柄が描かれたナプキン、キャラクターのウェットティッシュを用意しておきました。そして実際、用意して半年も経たないうちに、長女は初潮を迎えたのです。
初潮を迎えた娘は…
仕事から帰る電車の中、「ママ、いつ帰ってくる?」と長女からメッセージがありました。普段そんなことはないので急いで帰ると、「生理になったみたい」とあっさり。
とりあえず学校でもらったサンプルのナプキンを使ってみたのだそう。そこで、ここぞ!とばかり用意してあった一式を渡すと、「あ、すごいね、かわいい〜」と喜んでくれました! 長女は生理を嫌なものと感じることなく、前向きに初潮を迎えてくれたよう。ちゃんと準備をしておいて本当によかったです。
その後、長女と持ち歩き用のポーチを買いに行くことに。長女が自分で選んだポーチは、グレーのオトコマエ柄ポーチでした。
長女の生理デビューはスムーズにいったと思います。次に生理を迎える次女は末っ子気質でマイぺース。今回の長女のように、素直に私が言うことに耳を貸してくれるとは限らず、スムーズにはいかないかもしれません。長女のように、次女にも前向きに初潮を迎えてほしいと母は思っています。
著者:oniko/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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