園のママに古着をもらったキッカケ
なぜ古着をもらうことになったのか、それはお迎えのときにあいさつをしたのがキッカケでした。もともとそのママさんとは「おはようございます」、「さようなら」などのあいさつを交わす程度で、たまに世間話を少しだけするような仲でした。
ある日いつものようにお迎え時にあいさつしたら、「長女ちゃん、服のサイズ今どれくらいかな? うちの子がサイズアウトしちゃったもの、まだ着られそうだから、もしよかったらもらって!」と声をかけられ、お下がりの衣類をもらうことになったのです。
譲ってもらえるのはありがたい!
声をかけてもらい、素直にうれしかったのを覚えています。特に子どもの服は汚れやすいので何着あっても困りません。すぐにサイズアウトしてしまうので、なるべくお金をかけずに用意したいと思っていました。また、自分で購入する服はデザインや色が偏りがちなので、プレゼントや古着でもらえる服は本当にうれしいのです。
そのためこのときも、「うれしいです。ありがとうございます」とありがたく譲り受けることに。そしてもらうときに、お礼の気持ちとして洋菓子を用意しました。
もらった古着を見て驚愕……!?
後日、古着をもらったのですが、その量はなんと大きい袋5つ分! 「こんなにいいんですか!? ありがとうございます!」とお礼を伝えてもらってきました。
さっそく家に帰り娘と見てみると、毛玉がすごかったり、汚れがついていたり……。ほかにも使用しきった下着や、黒ずんでいる靴下まで入っていて、さらに半分くらいは男の子ものの下着や服だったのです。もらっておいてこんなことを言うのは失礼なのはわかっていますが、残念なことに浴衣と5着くらいの服しか、使用できる状態ではありませんでした。
正直、軽い気持ちで古着をもらってしまったことを後悔してしまった私。相手はもちろん親切心で悪気はないと思いますので、会ったときにお礼を伝え、以前と変わらずあいさつも交わしていました。ただ、個人的にはたとえ洗濯済みであっても、使用済みの下着を他人にあげるのは考えられません。今後、人に何か譲るときには、汚れていたり破損していたりしないか、しっかり確認しようと、自分への教訓になりました。
著者:山部ちこ/女性・ライター。小3、年長の娘2人と夫との4人暮らし。趣味のハンドメイドや子育ての経験を生かし、ライターとして活躍中。
作画:うちここ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています