いつも通り麦茶入りのストローマグを用意
わが家では生後10カ月ごろから、毎日ストローマグを使って水分補給をしていました。分解して洗浄しておいたストローマグを、朝食時に組み立てて渡すのが日課だったのですが、いつものように麦茶入りのストローマグを息子に渡すと、置いたり、口元に持っていったりを何度も繰り返していたのです。
「遊びたくなっちゃたのかな」とほほ笑ましく眺めていました。しかし、見ているとだんだん息子の顔がしかめっ面になっていったのです。「朝食が気に入らなかったのかな」。このとき、私はまったく気づかなかったのです……。ストローマグにストローがささっていない事実を!
さすがの息子も怒り心頭に発する
ストローがささっていないストローマグは、まったく機能していません。お茶を飲みたいのに飲めない息子は、ストローマグの扱いがどんどん乱暴になり、テーブルに叩きつけながら泣き出してしまいました。
「なにか様子がおかしい。もしかしてお茶が飲めていない?」と、私はやっとストローがささっていないことに気づいたのです。謝りながらすぐにストローをさして息子に手渡すと、ごくごく一気飲み。普段おっとりな息子が怒りを爆発させるまでわからないなんて、私は本当に情けなくて申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
お茶の減り具合までしっかり確認
1度のミスでこりたはずの私ですが、その後もつもり作業で同じミスを連発。もうミスは許されないと考え直して、策を練ることにしました。打開策は、お茶の減り具合をしっかり確認するまで目を離さないこと!
実に簡単な策ですが、これが効果てきめん。ミスがほとんどなくなりました。そして息子が1歳3カ月になったころには、ストローマグを使う機会も減って、コップを常用するように。息子の成長にも助けられ、ストローマグ問題はおのずと解決する結果となりました。
育児をする中でいろいろな「ごめんね」がありますが、目の前にお茶があるのに飲めないもどかしさを一生懸命に感情と態度で示してくれた息子に感謝です。ストローマグでお茶を飲めたときの最高の笑顔は今でも忘れません。
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作画/キヨ
著者:やまもとみゆき
4歳のマリオ大好きっ子と夫との3人暮らし。アロマの資格を保有。マーケティングの勉強をしながら、趣味を生かした記事を執筆するなど、ライターとして活動中。