義母はシオリさんのおなかの子どもが産まれたら、自分の好きにさせてもらうと信じられないことを言い放ちます。シオリさんが言葉を失っていると夫のケンが帰宅。
義母はケンに泣きついて、孫が誘拐されると言ったりシオリさんが離婚したいらしいと嘘をついたり滅茶苦茶な言動ばかり……。
ヒートアップする義母はシオリさんを「中古品」呼ばわりし、その言葉を聞いたケンは激怒。
愛する妻をないがしろにされたケンは灯油の入ったタンクを取り出し、「今すぐ帰れ」と自分の母親を脅すのでした……。
怒ると怖いと評判だった?やさしい夫の隠れた一面とは……
今すぐ帰れと実母を脅すケンは、真剣な表情。
そして、家族を守るためとは言え、ケンの狂気じみた発言にシオリさんは固唾をのみます。
実はケンは昔から、普段は冷静で穏やかでも怒ると怖いと評判でした。さすがの義母も、息子にそこまで言われたら帰らざるを得ません。
義母が家を出たあと、ケンはシオリさんを抱きしめて謝ります。「気にしてないよ」と気丈に振る舞うシオリさんでしたが、実際は自分や思い出まで否定されたようで悔しくて悲しい気持ちでいっぱいでした。
「俺、縁を切るよ母さんと」涙をこらえるシオリさんに気付いたケンは、義母と絶縁すると宣言。
シオリさんは引き留めますがケンの決意は固く、自分には新しい家族ができるからとシオリさんを抱きしめるのでした……。
普段温厚な人が怒るとギャップも相まって、怖いという印象が強く残ってしまうものです。
ケンの行動は平和な解決策ではありませんが、実の母に灯油をかけると言ってしまうほど冷静さを失ってしまったのでしょう。それほどシオリさんや産まれてくる子どもを大切に想っているとわかりますよね。
義母のように人を侮辱しても得られるものは何もないはず。現に血のつながった息子ですら絶縁の意思を固めてしまいました。身から出た錆とはいえ大切な家族にも離れられてしまっては、残るものは孤独のみではないでしょうか。本当に大切なものは何なのか早く気付いてほしいものですね。
シオリさんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。
作画:ya-com