教頭先生はソウの話に納得することなく、「とりあえず明日は普通に学校に来ればいいから」と電話を切りました。教頭先生の対応にモヤモヤしていたお母さん。仕事から帰宅したお父さんに、事の経緯を説明します。
すると、お父さんは以前、遅い時間にひとりで公園にいるレクトに声をかけていたことがわかりました。その際にレクトは、「ソウのお父さんなの? ソウを呼んで! 今から遊びたい!」と訴えてきたそう。そんなレクトに、「今からはダメ。こんな遅くに外にいて、君の親は心配していないの?」と尋ねると……。
暴言を吐く、息子の友達に…
「うるせぇんだよ!!ソウを連れて来ないなら、お前に用はない!」
「今からソウと遊ぶことは、オレが許さない」と毅然とした態度で拒否するお父さんに、キレるレクト。
「帰れ!オレの前から消え去れ!!」
お父さんは冷静に「うん。帰るよ」と答え……。
「だけど、君のことも家に帰すよ」
遅い時間の公園。お父さんは、「子どもひとりで帰すことはできないから」と、家まで送ろうとします。
「いやだ! オレはまだ帰らない! 消えろ!」
激昂しながら「帰らない」と訴えるレクト。
「ダメだ! 帰るんだ」
お父さんの厳しい言葉に、レクトは表情を曇らせるのでした。
レクトから暴言を吐かれても、冷静に「家まで送っていく」と告げたお父さん。遅い時間にひとりで公園にいたレクトの安全を優先しました。ソウに執着するあまり、「今は遊べない」と言って、レクトを家に帰そうとしたお父さんに対し、言動が荒くなってしまったレクト。彼にもさまざまな思いがありそうですが、小学生が遅い時間にひとりで外出しているのはとても危険です。お父さんのように、どのような状況でも子どもの安全を第一に考えたいですね。