ありえない場所にできものが!?
夏のとある生理予定日の2日前のこと。入浴中に体を洗っていたところ、デリケートゾーンに赤いできものができていることに気づきました。ちょうど下着を着用した際に、当たって擦れてしまう股のあたりです。できもののサイズは小さめでしたし、痛みもなかったのでとりあえず様子を見てみることに。
そして、その2日後に予定通り生理がきたのですが、できものはバンっと腫れてしまって、明らかに悪化していることがわかりました。私は翌朝、急いでかかりつけの皮膚科へ駆け込みました。
生理中に皮膚科に行って、デリケートゾーンを見せることには少し恥ずかしさもあったのですが、とにかくナプキンをしていると擦れて痛く、「なんとかして!」という気持ちでした。
皮膚科の先生に言われたショックな現実
皮膚科の先生によると、これはニキビとのこと。生理前でホルモンバランスが崩れたり免疫力が下がってたりしていると、体の中でも比較的皮膚が薄くて弱い、デリケートゾーンのようなところにもニキビができやすくなるというのです。
とりあえず、何かの病気ではなく、数日で膿が出れば良くなるそう。安心した私に、先生がひと言……。
「しばらく半年くらいは別の場所にも繰り返すかもしれないから、またできたらすぐきてね」と。
ニキビとは付き合っていかなければいけないのか……と、また一気に気分が沈んでしまいました。
食習慣を変えてみた
30代になると肌トラブルが増えるイメージはありますが、体にニキビができたことはなかったですし、何よりまた同じ痛みに悩まされるのは嫌でした。そこで、思い当たる節があった、食習慣を改善してみることに。私は生理前になると、とにかく甘いお菓子をたくさん食べてしまっていたので、それをやめてみることにしました。
それでも、その後デリケートゾーンや太ももの裏に2回ほどニキビができてしまいましたが、そのたびに通院し、結果的にはそのあとパタリとなくなり、2年が経って今に至ります。
生理前はニキビや肌荒れなどの肌トラブルがつきものなイメージはありますが、今回のような経験は初めてでした。お菓子をたくさん食べるのをやめたこと自体に効果があったのかはわかりません。ですが、食べ過ぎは体によくないので、生理前の食習慣の乱れを見直すいいきっかけになったとプラスに捉えています。そしてこれからも、せめてデリケートゾーンにはニキビができないことを願うばかりです。
著者/伊藤みり
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
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