義母の仕草が娘に与えた影響
義実家に遊びに行ったときに、スーパーに一緒に行きました。娘が3歳のころだったので一目散にお菓子売り場に走り出しました。
義母娘が手に取ったお菓子の裏を見て、 「原材料にカタカナがあるでしょう。何が入っているかわからない物はだめなの」 とお菓子を取り上げ、少しでもカタカナが入ってないお菓子を探した結果、干し芋に。
また、義実家には、ぬか床があります。遊びに行くとおやつにはきゅうりのぬか漬けがひと切れ必ず添えられていました。はじめは食べなかった娘ですが今では喜んで食べます。ここで終わればありがたいのひと言なのですが、義母はぬかをおすそ分けしてくれて、娘がぬか漬けを食べている写真送ってねと強い圧をかけてきたのです。そのあとも写真を送らずにいるとメールで催促までしてきました。
娘と麹作り
義母は、調味料も手作り。義実家に行くと必ず麹作りをします。娘は、トマトや玉ねぎをミキサーにかけることなどが楽しかった様子。義母は、私の家にミキサーがないことを知ると「すぐに買いなさい」と言い、また写真を送ってねと催促がありました。
義母には常に監視されているような感じがしました。しかし、メールの最後に必ず「あなたたちの健康が一番」という文章が添えられていたので、本当に私たちのことを想うおせっかいなのかなと義母のことが少しかわいくみえてきました。
義母は健康に良いことは、共有というより強要してくるため、唖然としてしまうこともあります。ただ義母の行動を受け身ではなく、ポジティブに捉え、自分が主体的に楽しんで取り組んでみたら義母の言葉も捨てたもんじゃないかと考え方が変化してきました。今では、娘は麹作りやぬか漬けのお手伝いをしてくれるので食育の観点からはとても良い影響かなと捉えています。
イラストレーター/ムチコ
著者:伊東理恵子
4歳の娘と夫との3人暮らし。育休や仕事復帰を経て、10年以上、商社の営業事務に従事。子育てジャンルの記事をはじめ、美容にも関心が高く、美容記事も執筆中。