おしりが割れた!
ある日、子どもとお風呂に入っていたときのことです。上の子が下の子のおしりを見て、「どうしておしりが青いのか」と聞いてきました。私は蒙古斑のことを教え、その日はそれで話が終わったのですが……。
その翌日のこと。一緒にお風呂に入った際、上の子が私のおしりを見て「お母さんにも蒙古斑があるんだね」と言うのです。「え?そんなまさか……」と思い、よくよく鏡で自分のおしりを見てみると、尾てい骨の下辺り、ちょうど割れ目の一番上の辺りが何となく色が違うではありませんか。
驚いて、もっとよく見ようと両手をしりたぶ(おしりの左右の膨らみ)の上のほうに沿え、そっと抑える程度に左右に開いたところ……。ピシッという何かが裂けたような感覚と共に痛みが走ったのです!
触ってみると皮膚が乾燥してガッサガサでした。そんな状態の、おしりの下のほうの黒ずみと同じような色をしていた部分が尾てい骨の下あたりからおしりの割れ目のあたりまで丸を描くように広がり、そのちょうど真ん中、割れ目の延長沿いがぱっくりとひび割れていたのでした。
血は出ませんでしたが、せっけんが染みること染みること! 今までおしりの下のほうの黒ずみにばかり気を取られており、その辺りは見てもいなかったので、一体いつの間にそんなことになっていたのかとただただ困惑しました。
猫背が招いたおしりの黒ずみだった!
ネットで調べると、尾てい骨下の変色してガサガサになった部分もまた、おしりの黒ずみであることがわかりました。そもそもおしりの黒ずみは、メラニンが関わって起きるのだそうです。皮膚に何らかの刺激があると、それを守ろうとメラニン色素が生成される→通常メラニンは肌のターンオーバーによって排出されるけれど、年齢と共にその周期が乱れ、メラニンが排出されずに蓄積される→黒ずみに変わっていくという流れなのだそう。
下じりの場合は、下着や服などで摩擦が起きたり、座るときに体重などの圧力がかかって圧迫や刺激を受けたりするから黒ずみやすいとのこと。下じりが黒ずみやすいのはよく聞くので知っていたのですが、なぜ尾てい骨付近のあんな上のほうが?と疑問に思っていたら、それもネットでそれらしき答えを見つけました。
上のほうの黒ずみの原因はズバリ、猫背とのこと。まさかと思って意識して猫背で座ってみると、びっくり。たしかに、座った状態で猫背になると骨盤が傾き、おしりの上のほうまで座面に着くような状態になります。座り方によっては、おしりのお肉がその辺りに寄せ集められていることも。しかもちょうど下着の縫い目があったりして、意外に尾てい骨周辺に刺激が起きていることがわかりました。
おしりの黒ずみを解消したい!
では、この黒ずみを解消するにはどうすれば良いのかネットで調べてみると、基本的には顔などのシミと同じ対処法なのだそうです。そもそも、おしりの黒ずみも顔のシミも、原因は同じ「メラニンの放出」と「ターンオーバーの乱れ」。であれば、この2つを解消してあげれば良いということなのだそうです。
メラニンの放出を防ぐには、皮膚への刺激を避けること。下着のサイズが合っていなくて、締め付けが刺激になっていることもあるのだとか。たしかにブラジャーと違ってサイズ展開の少ないショーツは、サイズを測ったこともなく、普段の服と同じサイズを選んでいます。他にも、しっかり保湿ができたり肌荒れ解消成分や美白成分が入っていたりする保湿剤などで肌のターンオーバーを促すことも効果的なんだとか。
また、ザラザラしているのは古い角質がたまっている状態なので、市販のピーリング剤を使って取り除くのもおすすめだそうです。よく冬になるとかかとがひび割れるという話がありますが、おしりも同じで、角質層が固まって柔軟性がなくなると、ふとした刺激でひび割れが起こるのだそう。
私の場合はぱっくりと割れてしまったところが痛くてピーリング剤が使えなかったので、そこがふさがるまでは毎日馬油を塗っていました。なぜ馬油を使ったのかというと、馬油には保湿や抗酸化・殺菌・抗炎症効果、血行促進効果などがあり、昔から肌荒れ・切り傷・あかぎれ・火傷などの皮膚治療の民間薬としても使われているのを知っていたからです。毎日馬油を塗ることで固くなった角質が少しずつ柔らかくなってきたのを感じました。
まとめ
おしりの黒ずみと言えばおしりの下のほうだけだと思っていたので、おしりの上のほうが黒ずんでいるのを見つけたときは衝撃でした。しかも、度合いで言えば、上のほうがよっぽどひどかった……。以前から猫背は自覚しており、猫背による影響を感じてはいたのですが、まさかおしりにまでこんなに影響しているとは思ってもみませんでした。
薬局におしりの黒ずみ専用のクリームなどもあったので、少しずつ試して自分に合うものを見つけながら、おしり上下の黒ずみ解消を目指すと共に、猫背解消にも取り組んでいきたいと思います。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/村澤綾香
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著者:おおさわ
長野県在住。低体温&極度冷え症脱出めざして、温活に夢中。