それからしばらく経ったある夜のこと。ばよさんと一緒に寝る順番のことでケンカを始めたタロ君とジロ君。
この日はタロ君とばよさんが一緒に寝る日だったので、約束を守らないジロ君に対して、ばよさんは強めに叱りました。
するとジロ君は「ママはボクのことキライなんでしょ?」と予想外の言葉を口にして……!?
「ボクのことキライなんでしょ?」次男の言葉に一瞬戸惑って…
「大好きだよぉう! ジロちゃん!
ママのかわいいぼうや~!」
ジロ君の言葉に一瞬戸惑ったものの、
なんとか明るく返したばよさん。
なんとかその場を丸く収めることができました。
しかし、ばよさんの中で新たな疑問が生まれたのです。
(次男には、私が長男をひいきしているように
見えるのだろうか……)
2人とも分け隔てなくかわいがりたいという思いはあるものの、
ジロ君にはお兄ちゃんをかわいがっているように見えているのか……?
ジロ君の本心が分からず、
ばよさんは不安になってしまったのでした。
「ボクのことキライなんでしょ?」というジロ君の言葉が頭から離れず、2人が寝た後も、ひとりで考え込んでしまったばよさん。ばよさん自身は”2人には分け隔てなく愛情を注ぎたい”と思ってこれまで接してきたので、この言葉を聞いたときは驚いたと同時に、かなりつらかったのではないでしょうか。