それからしばらく経ったある夜のこと。ばよさんと一緒に寝る順番のことでケンカを始めたタロ君とジロ君。
この日はタロ君とばよさんが一緒に寝る日だったので、約束を守らないジロ君に対して、ばよさんは強めに叱りました。
するとジロ君から、「ママはボクのことキライなんでしょ?」という言葉が飛び出したのです!
予想外の言葉に戸惑うばよさん。(次男には長男をひいきしているように見えるのだろうか……)とひとりで思い悩んでしまったのでした。
下の子の気持ちがわからない! 悩んでいると、ある日長男が…
それからというもの、事あるごとに
「ボクのことキライなんでしょ?」というようになったジロ君。
子どもが言うことだから本音ではないと分かっていながらも、
ばよさんは言われる度に胸が痛くなってしまうのでした。
そんなある日のこと――。
突然、タロ君が「ママにお願いがある」と言ってきました。
そのお願いとは、ちょっと夜更かしして、
ママと一緒にゲームをして遊びたいというものだったのです。
ジロ君に邪魔されず、ママと2人だけの時間を過ごせることが、
タロ君にとってはすごくうれしいことなのでした。
ジロ君が寝た後ならママを独占できると思ったタロ君。きっとタロ君になりに知恵を振り絞り、いろいろ考えたのではないでしょうか。タロ君の睡眠時間は少し削られてしまいますが、うれしそうなタロ君の表情がすべてを物語っている気がします。まだまだママに甘えたいという気持ちもあると思うので、こういうときは思う存分にママに甘えてほしいですね。