家族の中でも、完璧主義の祖母に目の敵にされていた母。祖母とケンカし、悲しでいた姿を目の当たりにしていたぷみらさんは、母と祖母の仲を取り持つため、「私が祖母と仲良くなれば、母との関係もよくなるかも!」と考えます。
外でいい顔をしていた祖母は、地域の人からの評判はよかったものの、家では地域の人たちを見下していました。そんな姿を見ていたため、祖母に懐くことはなかったぷみらさんですが、「母のため」と行動することに。誕生日が近い祖母にプレゼントを渡すため、何が欲しいか聞いてみると……。
「喜んでもらえた!」と安堵するも…
「ダイヤのネックレスが欲しいかな!」
笑顔で答える祖母に、「それは無理……!」と心の中でつっこむぷみらさん。
「もっと安いもので何かないかな……?」と尋ねると、祖母は「強いて言うなら、ボールペンかな?」と答えます。
お小遣いで買える範囲のリクエストに、張り切るぷみらさん。さまざまな文具店で、使いやすそうなボールペンを探し、祖母の誕生日を迎えました。
「おばあちゃん、誕生日おめでとう!」
プレゼントを渡すと、「ボールペン! わざわざ買ってくれたの? ありがとう」と笑顔を見せる祖母。
「よかった……! 喜んでもらえた……!」
祖母に自分のプレゼントを喜んでもらえたことで、母と祖母の仲が少しは改善されるかもしれないと、期待していたぷみらさん。しかし、その程度で2人の関係が変わるこはありませんでした。
そして、プレゼントしたボールペンはほとんど使われないまま、机の下に落ちていたのです。その後も、ぷみらさんは祖母に何度かプレゼントをしますが、使ってくれることはほとんどなく、そのうちプレゼントをしなくなるのでした。
祖母に「何か欲しいものはある?」と、誕生日プレゼントの希望を聞いたぷみらさん。たくさんあるボールペンの中から、使いやすそうなものを一生懸命、選びました。大切な家族に渡すプレゼントは、考える時間も楽しいですよね。皆さんは、家族にプレゼントをするとき、相手に「何が欲しい?」と希望を聞きますか? それとも、サプライズしますか?