「ぷみらだけは、お母さんの味方でいてね」と話す母。それに応えるように、ぷみらさんは母の話し相手になっていました。
家族の中でも、完璧主義の祖母に目の敵にされていた母。祖母とケンカして悲しむ母の姿を目の当たりにしていたぷみらさんは……。
母と祖母の仲を取り持とうと…
「どうすれば祖母と母が仲良くなるか……」
10歳のぷみらさんは、母を想い、毎日のように続く祖母とのケンカを解決する糸口を、探そうとしていました。
「おばあちゃんと仲良くなろう大作戦!」
自分が祖母と仲良くなれば、母との関係もよくなるかもしれないと、考えたぷみらさん。しかし、祖母は仕事や地域の社会貢献に力を入れていて、あまり家におらず、ぷみらさんが遊んでもらうこともありませんでした。
外でいい顔をしていた祖母は、地域の人からの評判はいいものばかり。しかし、「地域の人、本当にどんくさいの。私がいなきゃ何もできない人たちだわぁ」と、家では他人を見下す発言をしていた祖母。
祖母を反面教師として、懐くこともなかったぷみらさんですが、「私が母と祖母の間に入れば、何か変わるかも」と行動することに。
誕生日が近い祖母にプレゼントをするため、何が欲しいか聞いてみると……。
「ダイヤのネックレスが欲しいかな!」
笑顔で答える祖母に、ぷみらさんは開いた口が塞がらないのでした。
幼いながらに祖母に対し、「あんな大人にならないようにしよう」と思っていたぷみらさん。皆さんは、“子どもは思っている以上に、周りの大人のことをよく見ている”と感じることはありませんか? ぷみらさんが祖母に対して抱いた感情のように、子どもにとって反面教師にはならないよう、気をつけたいですね。