記事サムネイル画像

「あー…内側にありますね」内診中、医師から驚きの言葉が飛び出して!?

中学生のときに初潮を迎えた私は、19歳のころから生理前の激痛に襲われるようになりました。それから約20年間は、市販の痛み止めを飲んでなんとか耐えしのぐ日々。41歳のときに重い腰をあげてようやく婦人科を受診すると、思いがけない事実が判明したのです。

「あー…内側にありますね」内診中、医師から驚きの言葉が飛び出して!?

 

生理直前になるといつも激痛に襲われる私

生理前の激痛には19歳のころから悩んでいて、痛みに耐えきれず救急車で搬送されることもありました。搬送先の病院では、病気ではなく流産を疑われることもしばしば。私の場合、生理前の痛みがくるのは必ず早朝の時間帯で、それまではスヤスヤ寝ていたのに、急な痛みでガバッと目を覚ますことがほとんどです。出血はないのですが、子宮内がねじれるような痛みがとにかくひどく、嘔吐と下痢が30分ほど続くこともありました。

 

激痛に襲われるのは生理になる直前のタイミングで、具体的にいうと、生理初日の出血が始まる数時間前です。激痛に耐えられるか不安なので、生理予定日の前日になるといつも予防的に市販の痛み止めを飲むようにしているのですが、生理周期が1〜2日ずれることも多く、痛み止めを飲むタイミングが難しくて困っていました。

 

そうして、19歳からずっと激痛に耐えてきた私もいつしか41歳に。婦人科系の病気が気になる年頃になってきたので、私は重い腰をあげてようやく婦人科を受診することにしました。

 

内診をおこなった医師の見解は

婦人科を訪れると、まずは内診を受けることに。内診台に上がって診てもらっていると、医師が唐突に「あー……内側に子宮筋腫がありますね」と言いました。子宮筋腫の大きさは3cmで、子宮内膜の内側にあるせいか、生理前の痛みも強く出やすいとも言われました。

 

内診後の診察で、生理前の痛みがひどく市販の痛み止めが効きにくいことを伝えると、先生いわく、胃に負担がかかることから痛み止めは予防的に飲まないほうがいい、とのこと。

 

そのあと、先生は5つの治療方針を提案してくれました。

 

●子宮筋腫の手術する

●黄体ホルモンで生理を止める

●漢方薬を服用する

●薬を増やす

●坐薬を使用する

 

先生の説明では、子宮内膜の内側にできた子宮筋腫は大きさではなく、日常生活に支障がある場合に手術対象となるそうです。

 

悩みに悩んだあげく、選んだ治療法は

私は悩みに悩んだあげく、生理前の痛みをただ緩和できればよかったため、内服薬の種類を増やしてみることにしました。

 

「一旦、1週間分お渡しします」と先生に言われ、私が処方された薬は4種類です。

 

●ブスコパン錠(10)3錠
●ズファジラン錠(10)3錠
●ロキソニン錠(60)3錠
●マーズレンS配合顆粒 3包

 

生理予定日の1〜2日前から予防的にブスコパンとズファジランを飲み、痛み止めのロキソニンは「痛いときだけ飲んでいいよ」とのこと。ロキソニンを飲むときは空腹時を避けて、必ずマーズレンという胃薬も一緒に飲むようにとの指導がありました。

 

薬を服用し始めた結果、嘔吐・脂汗・下痢といった症状がなくなったので、若干の効果はあったと思います。が、ロキソニンを飲んでも痛みは完全にはなくなりませんでした。あくまで私の実感ですが、子宮がねじれるようなあの独特な痛みは、病院で処方された痛み止めを飲んだとしても、あまり緩和されませんでした。

 

薬の副作用なのか動悸を感じることがあったので、次回の診察時にはその旨も併せて先生に報告するつもりです。

 

 

私の場合、薬を追加しても生理前の激痛にはあまり効果を感じられませんでした。このサイクルが閉経まで続くとなると、さすがにつらく感じます。前回の診察で「ホルモン剤で生理を止めるのもいいと思いますし、日常生活への支障が大きいなら手術も視野に入れましょう」と先生に言われたので、今後はホルモン剤や手術も選択肢の1つとして考えてみようと思います。

 

手術をしてしまえば、おそらくすぐに悩みは解消されますし、通院回数も減るとは思うのですが、なかなか決心がつかない毎日です。先生と相談しながら、自分自身が納得できる答えを見つけたいと思います。

 

著者/佐藤ゆみ
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

※子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30~40代の女性に多く、生殖年齢にある女性の20~30%にみられると言われています。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状など、さまざまな症状が現れるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。

 

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    暮らしの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む