ぷみらさんは、将来の夢を“看護師とマンガ家”と書くことに。しかし、母に将来の夢を伝えると、「マンガ家なんて目指したらだめ。もっと堅実に生きなきゃ」と一喝されてしまいます。
そんなある日、友だちのかなちゃんの家に遊びに行くと、かなちゃんがお父さんに、「かな、将来はマンガ家になりたい!」と話していました。母に「マンガ家なんか」と否定されたばかりのぷみらさんは、「かなちゃん、そんなこと言って大丈夫?」と焦りますが……。
友だちの家族が羨ましい…!
「マンガ家になりたい!」と、お父さんに話したかなちゃんを心配するぷみらさん。
するとお父さんは、「かなは絵がうまいもんな!きっとなれる!応援するよ!」と、笑顔で答えました。
「夢を応援してもらえて、笑顔で幸せそうで……。いいなぁ。羨ましいなぁ」
「私もお母さんに応援してほしかったな……」
ぷみらさんが「マンガ家になりたい!」と母に伝えたときとの反応の違いに、思わず本音が出てしまうのでした。
その後、中学生になったぷみらさんは、マンガを描くことをやめてしまいます。その間、家庭の状況は変わることなく、母は家族とケンカを繰り返し、ぷみらさんに愚痴を言いに来る毎日。
しかし、中学生になったぷみらさんは、以前のように母の望むかたちで愚痴を聞くことはありませんでした。
「部活とか塾で疲れてるから。愚痴は後にしてくれる?」
そんなぷみらさんに、「私は家事を頑張っているのに! 聞いてくれたっていいじゃない!」と、母は怒りをぶつけるのでした。
子どもの夢を否定せず、笑顔で応援してくれた友だち家族の様子を、羨ましく思ったぷみらさん。母に自分の夢を否定されてしまったぷみらさにとっては、当然の感情のように思います。
幼いころに「〇〇ちゃんが持っているから、私も買って!」など、自分と友だちの家庭を比べてしまい、親に「うちはうち! よそはよそ!」なんて言われてしまう……といったやりとりは、よくあることではないでしょうか。皆さんは子どものころ、友だちの家庭を“羨ましい”と感じたことはありますか?