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妊娠中、息子の育児で手一杯だったママ。ある日健診を受けに行くと、思わぬ事態に…!

これは私が第2子である娘を妊娠中のときの話です。当時、第1子の息子は2歳になったばかり。私は仕事をしていなかったので、常に息子と一緒の生活でした。つわりで体調が悪いときも、おなかが重くなり体を動かすのが大変になってきたときも、元気に駆け回る息子のお世話と遊び相手をするのはなかなか大変だったので、つい自分のことを後回しにしてしまった私。すると、思わぬ事態になってしまったのです……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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しんどさのあまり自分のことは後回しに

日々の生活で精いっぱいだった私は、ついつい自分のことを後回しにしがちになっていました。自分の歯磨きもその1つ。息子の歯磨きは毎日欠かさずにおこなっていたものの、自分の歯磨きは「あとからすればいいや」と思って、そのまま寝てしまうなんてことがしょっちゅうありました。

 

さすがに人と会う前や思い出したときなど、1日に1回は歯磨きをしていましたが、チョコレートなど甘い物を食べたあとに、息子と寝落ちすることも……。こんな生活は良くないなという自覚はありながらも、正せずにいました。

 

歯科健診にて…衝撃の結果!

そんな私でしたが、母子健康手帳に妊娠中の歯科健診について記載があったことを思い出しました。「歯磨きはできていないけど、歯の痛みはないし、虫歯にはなっていないだろう」と軽い気持ちで歯科医院に行きました。そこで告げられたのは「虫歯が8本です」という驚きの診察結果!

 

このとき私は妊娠27週。なんとか診察台であお向けになれるくらいのおなかの大きさでした。また、妊娠30週には里帰りをする予定。産後は歯科医院に行く余裕はありません。そんな私は、何としても短期間で治療を終わらせる必要がありました。

 

 

息子を連れての通院に疲労困憊

本来であれば、夫の仕事が休みの日に息子を預け私ひとりで通院したかったのですが、里帰りが差し迫っていたため、そうも言っていられません。私は息子を連れて、ほぼ毎日通院。歯科医院には小さなキッズスペースはあったものの、息子はすぐに退屈に。

 

私はそんな息子に対して、スマホで動画を見せたり、時には診察中に許可をもらって膝に乗せてあやしたりと、さまざまな手を使いました。治療のたびに疲労困憊だった私は「自分の歯磨きもちゃんとしておくべきだったな」と後悔しました。

 

 

歯科医院の先生の協力もあって、何とか里帰りまでに虫歯は完治。「妊娠中は虫歯になりやすいからね」と先生は言いました。甘い物を食べる時間はあったのに、歯磨きをする時間はなかった私。この経験から、自分の歯磨きもきちんと習慣にするようにしました。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

 

イラストレーター/miyuka


著者:都 うめこ

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