何かが喉に詰まっているのかと、背中を叩いてみますが、とちちゃんの口からは何も出てきません。不安が広がるあんころさん。
あお向けにして口を開いてみると、そこにはある物体が見えたのです……!
口の中に何かを発見! 掴み取ったが…
とちちゃんの口を開けてみると、喉のあたりに黄色い物が見えました。これだ!と思ったあんころさんは、黄色い物を掴み、取り出そうとします。
助かった……と思った瞬間、
「ビリッ」
取り出す途中で半分ちぎれてしまいました!
けれどもあんころさんは焦る気持ちを落ちつかせ、ちぎれた残りを取り出すことに成功しました。
その瞬間、とちちゃんは大泣きし、緊張状態から解放され安堵したあんころさんも涙が止まらなくなりました。
最悪の事態を免れてよかったですね。今回は詰まっていた物が見える場所にあったので取り出すことができましたが、見えない場合は一刻も早く救急車を呼ぶようにしましょう。判断ミスをしないように、少し気持ちを落ち着かせて対応することを忘れないようにしたいですね。
※乳幼児の口の中に異物が見えており取れそうな場合は手を入れて掻き出しますが、異物が見えない状態で手を入れて掻き出そうとすると、口内を傷つけたり、嘔吐を誘発したりするほか、異物を奥に押し込んでしまう可能性もあるので危険です。奥まで手を入れることはしないようにしましょう。
監修/助産師 松田玲子