おなかの赤ちゃんが男の子ならRINさんに名づけをしろという夫。RINさんが考えた名前にことごとくケチをつけた夫ですが、ようやく納得してくれる名前に出合えました。
安堵しつつ、里帰りのため、実家へ帰省したRINさんですが、思いもよらぬ出来事に動揺してしまい……!?
里帰り先の妊婦健診で…
※中毒症…「妊娠中毒症」のこと。ただし、2004年に病名が変更になり、現在は「妊娠高血圧症候群」と呼ばれています。
※促進剤…陣痛促進剤のこと。
おなかの赤ちゃんの名前が無事に決まり、ほっとしたRINさん。里帰り出産を予定していたので、妊娠35週の妊婦健診に合わせて実家へ帰省しました。
実家で出産までのマタニティライフを満喫すつもりだったRINさんですが、里帰り先で妊婦健診にいったところ、即、入院することに!
医師は、RINさんが重度の妊娠中毒症(現、「妊娠高血圧症候群」)で、母子共に危険な状態だと言うのです。そこで、陣痛促進剤を使って3日後に出産することに……!
突然の入院と突然の計画出産。RINさんは動揺してしまいましたが、お母さんが入院先にかけつけてきてくれたので、励まされました。
けれども夫はというと、RINさんが急に入院になって不安だとメールをしても、返信がありません。
消灯時間になっても返信はこず……。
不安がおさまらないRINさんは思わず真っ暗な病院の中から、夫に電話をかけました。
「全然返信ないから……。電話しちゃった」
とRINさんが言うと、
「あー何?」
と冷たい夫。
「あの……入院になってね……」
と、事情を伝えようとした矢先に
「だからなに?」
夫はさらに冷たい言葉を放ったのでした……。
◇ ◇ ◇
助産師さん曰く、妊娠中毒症(現、「妊娠高血圧症候群」)の予防には、塩分の摂取量を抑える、たんぱく質を多めにとる、心身を休養することが大切なのだそうです。そして、RINさんのような重度の妊娠中毒症(現、「妊娠高血圧症候群」)になると、母体がけいれん発作を起こすともあり、母子共にとても危険なのだとか。RINさんが不安になるのも無理はありません。それなのにモラハラ夫さんには突き放されてしまい、胸が痛みます。妊娠は女性の体に起こることなので、せめて、パートナーにはしっかり妊婦さんの気持ちに寄り添ってもらいたいものですね。
監修/助産師 松田玲子