妊娠35週と、出産予定日が近づいてきたため、里帰り出産のため実家へ帰省したRINさん。妊婦健診へ行くと、まさかの「母子共に危険な状態」であることを医師から告げられ、即、入院することに! そして3日後には計画出産をおこなうと言われました。不安でたまらないRINさんは夫に連絡を取ろうとするのですが……!?
容赦ないモラハラ夫
※誤)何できる訳じゃ → 正)何かできる訳じゃ
妊娠中のRINさんは、里帰り先の妊婦健診で、母子共に危険な状態であることがわかりました。急きょ入院し、3日後には計画出産をおこなうことに。
戸惑いがぬぐえず、RINさんはメールの返信がない夫に電話をします。しかし、電話口の夫は、状況を伝えようとするRINさんの言葉をさえぎって、「だからなに?」と冷たいひとことを放ちました。
「入院」と聞けば心配してくれるだろうと思っていたRINさんは、やさしさのかけらもない夫の言葉に困惑します。
そこへ追い打ちをかけるように夫は言いました。
「言っとくけど、明日も面会とか行けないから。行ったところで何かできる訳じゃないしな」
わかってくれない夫に、急なことで不安で眠れないとRINさんは訴えました。
すると、
「不安がったって仕方ねぇだろうが!! そんなことで電話してくんじゃねぇよ」
と、さらに罵声を浴びせてきたのです。RINさんはたまらなくなって電話を切りました。
悲しくて涙が止まらないRINさん。やがて腹が立ってきて、今日のことは一生許さないと心に誓います。
そして夫は本当に面会には来ず、メールすら送ってこないのでした……。
◇ ◇ ◇
妊娠中の妻が苦しんでいるときに、やさしい言葉をかけるどころか、厳しい言葉ばかりのモラハラ夫さん。「何かできるわけじゃない」と言いますが、一緒にわが子を想い、そしてRINさんに寄りそったり励ましたりしてくれるだけでも、RINさんにとっては十分だったはず。RINさんの心身が心配ですね。
監修/助産師 松田玲子