子どもたちに翻弄されるママ
出産1日目から赤ちゃんと同室で過ごすことができるのですが、ミロチさんの体はまだ回復はしていませんでした。
助産師さんと相談し、午前中は休んで、午後になってから赤ちゃんのお世話をどうするかを決めることに。
そして午後になり、出産後、赤ちゃんと初対面。
もともと、2人目は育児用ミルクでのお世話を希望していたミロチさん。
しかし、助産師さんからのすすめで「母乳育児」にチャレンジしてみることに……。
※医療スタッフのマスクは省略して描いています。
ミロチさんは母乳育児を試してみましたが、赤ちゃんにとっては母乳の量が足りなかったよう。
助産師さんからは「まだ体が万全じゃないので、お世話は夕方までにしておきましょう」「母子水入らずで楽しんでください」と言われました。
しかし、ミロチさんにはやるべきことが!
それは、長女・つむちゃんとテレビ電話をすること。
「寂しい思いをさせてごめんよぉぉぉ!」「お母さんはつむさんが大好きで大好きで……」と涙ながらミロチさんが言うと、つむちゃんは「今みかん食べてるから後にち(し)て」と電話をプツリと切ってしまいました。
突然赤ちゃんと2人きりになったミロチさん。余裕がなかった1人目のときとは違い、ミロチさんは焦らずに赤ちゃんとの時間を楽しむことができました。
その後、夫から電話が。
娘からの「しゅっちゃん、おちゅかれしゃまでちた(出産お疲れさまでした)」という労いの言葉に涙が止まらなかったミロチさんでしたが、みかんには勝てなかったようで、またすぐに通話を切られてしまいました。
◇ ◇ ◇
1人目出産後のときは「死なせないように」「落とさないように」「間違えないように」と気を張っていたミロチさんでしたが、2人目の出産後は余裕を持って赤ちゃんと向き合えたそう。
みなさんもミロチさんのように、2人目の育児中に「1人目とは(自分の)心持ちが違うな」という感じたことはありましたか?
監修/助産師 松田玲子