長女のゆぴちゃんのやさしさや思いに気づけていなかったあんころさん。自分の不甲斐なさに涙が止まりません。
それを見たゆぴちゃんは、ある言葉をかけてくれます。
その言葉が、私のお守り
心に余裕がなくなったあんころさんは、心配性の性格も相まって、家族に溝があるなどとネガティブなことを勝手に決めつけていました。しかし、それはただの妄想。
実際はそんなこともなく、むしろ家族はそんなあんころさんを心配していたのです。
「ママって人の気持ち決めつけることあるよね」
「余裕なくてイライラして怒ってばっか」
「ママ顔に出すぎ、態度に出すぎ」
と、ゆぴちゃんに痛いところを突かれるあんころさん。
「でもママが頑張ってるの知っているから」
「一緒に頑張ろう」
このやさしい言葉に、あんころさんは肩の力が抜けて我に返ったのです。
子どもは親のことをちゃんと見ているんですね。「一緒に頑張ろう」という言葉は、ひとりで苦しんでいたあんころさんにすごく響いたと思います。この言葉をかけてくれたゆぴちゃんは、とてもやさしくて頼もしい存在ですね。あんころさんの心に余裕が生まれたのではないでしょうか。
※赤ちゃんは、口に入れたり舐めたりする行為から、それらがどういったものであるかを認識して学習していると言われています。そのため、口に入れたり舐めたりする行為は赤ちゃんの成長にとってとても大切です。ただし、口に入れると危険な物もあるので注意が必要です。特に、直径39mm以下の物は赤ちゃんの口に入るため、誤飲の原因に。赤ちゃんの手が届く範囲に置かないよう徹底しましょう。
監修/助産師 松田玲子