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「なんで?」ある朝突然、小指だけが固まっていた! 50歳で始まった手指のこわばり対策【体験談】

更年期の症状としてホットフラッシュやめまい、動機や不眠はよく知られていますが、手指のこわばりは自分が経験するまで知りませんでした。かなりショックでしたが、気を取り直して自分に良さそうな方法をいろいろ試したので、その体験をご紹介します。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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その日は突然やってきた

50歳のある朝、目覚めるとなぜか左手に違和感が……。目の前で手を確認すると、なんと小指だけ固まっていたのです。「え!? なんで?」指を曲げようとすると硬くなっていて曲げにくく、不安な気持ちを抑えて様子を観察すると、腫れ・痺れ・痛みなど他の症状はありません。右手で左手の小指をマッサージして力を入れると、ぎこちなくゆっくり動きました。

 

「何かの病気?」とドキドキしながらスマホで調べ、いくつか見つかった病名の他に、どうやら更年期に女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下すると「手指のこわばり」が起こることがあるらしいとわかりました。

 

なんとなくこれが一番怪しいと思いつつ念のために内科で診療を受けると、「今のところリウマチではなさそうだし、最近更年期と手指や膝の関節炎との関係性がわかってきたので、しばらく様子を見ましょう」とのことでした。

 

それなら何か自分で症状をラクにできることを探してみよう!と考え、ネットで情報を集めてみることに。

 

アロママッサージやサプリを試してみる

手のマッサージ

 

まず最初は、夜寝る前に手を温めてアロママッサージを試しました。私はここ数年、南の国に在住しているので就寝時はエアコンを使用します。エアコンからの風が体の左側に少し当たるため、冷えからくる血行不良が原因の一つと考えたからです。

 

洗面器にお湯を張ってしばらく左手をつけて温め、血行を良くするといわれるスイートマジョラムやジンジャーなどの精油(アロマオイル)数滴をホホバオイルに混ぜてやさしくマッサージし、左手だけ手袋をはめて眠りました。翌朝は少し良くなった感があり、まずまずの結果です。

 

次に、指の症状や更年期に良さそうなサプリ・食品を試してみました。大豆に含まれる大豆イソフラボンがエストロゲンと似た働きをするというのは聞いたことがあるので、あまり大豆製品を食べない私はいつも少しだけ飲む豆乳の量を増やしてみました。そして、関節に良いといわれるグルコサミンとコンドロイチン、軟骨に多く含まれるというⅡ型コラーゲンの3種類含有のサプリを飲み始めました。1カ月続けた感想は、驚くほどではないけれど症状は少し良くなったと思います。ただお値段に対して期待するほどの違いは感じられず、サプリはそのうちやめてしまいました

 

 

スイミングはリハビリになる!?

水泳

 

けがをしたプロスポーツ選手がプールで水圧や浮力を利用したリハビリをする動画を見たことがあったので、最後に試したことはスイミングです。交通事故の後遺症のため右半身だけに力を入れる動作ができないので、あまり指に力を入れずに平泳ぎをしてみました。20分ほどでも結果はかなり良く、今まで試したどの方法よりも小指に前のような力が戻り、朝のこわばりも和らぎました

 

少しばね指のような症状になっていて心配だったのですが、それも落ち着いたので本当によかったです。もちろん他に試したことも継続していたので、ハッキリどれが一番よかったのかはわかりかねますが、泳いだ日はその日のうちに大きな違いを感じました。

 

そして思い出したんです! そういえば手指のこわばりが始まる前は、よくプールで泳いでいたことを……。いつの間にか仕事で忙しく、すっかり泳ぐことを忘れていました。

 

まとめ

手指のこわばりが始まったことで、自分の体が確実に加齢しているという事実を突きつけられました。50代以上は生活習慣病にも気を付けなければならない年齢です。それを自覚しながら、これからも運動不足にならないように、そして気持ちで負けないようにしっかり毎日を過ごしていくつもりです。

 

今後また更年期の症状で悩んだら「これも一種の成長過程!」とポジティブに考えて、病気でない限りは自分でできる対応策で乗り切っていこうと思っています。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

イラスト/サトウユカ

 

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著者:よーさ

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