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「親に否定ばかりされてきた」母のつらい経験に同情…でも、私の気持ちは置き去り!? #過干渉な母親 21

【母の「アンタのために」から解放されるまで】第21話。中学生のぷみらさん、専業主婦の母親、父親、妹は、金銭的援助を受けるため、ぷみらさんの祖母(母方)と同居していました。ぷみらさんの母は、祖母や父とケンカばかりで、家族同士の揉め事が絶えない毎日。ぷみらさんが中学生になってもそのような状況が続き、母は「アンタのために、離婚や家を出ることを我慢している」と、ぷみらさんに嘆いていました。

ある日、「私のせいで、弱い子どもに産んでしまった、ごめん」と、謝ってきた母。幼いころ体が弱ったぷみらさんを心配していました。そして、「そんなこと気にしなくていいのに」と感じていたぷみらさんに、漢方や鍼灸を勧めます。しかし、以前からそのような治療が苦手なぷみらさんは、母の勧めを断ることに……。

母の勧めを断ったぷみらさんに、「アンタのためにいろいろ考えてるのに。こんなに心配なのに」と、嗚咽しながら号泣する母。「こんなに泣かれたら、断れない」と渋々、母の勧める治療を受けることを伝えると、母は自身の幼少期のトラウマについて話しだしました。

 

幼いころ体が弱かったものの、そのことを祖母に理解してもらえず苦しい思いをしていた母。「おばあちゃんはパワフルな人間だから、私の気持ちはわからない」と、祖母への複雑な感情を語り……。

 

母の苦しみを理解しようとする娘は…

アンタのために21

 

アンタのために21

 

アンタのために21

 

 

アンタのために21

 

アンタのために21

 

 

アンタのために21

 

「おばあちゃんに否定ばかりされてきた。家で唯一明るかったおじいちゃんは、若くして急死してしまったし……」

 

自身のつらかった幼少期を振り返る母。

 

「出来の悪い私を自分の思い通りにしたかったんだと思う……」

「私はそれが嫌だった!!」

 

母は語気を強め、ぷみらさんに訴えます。

 

「とにかくアンタには私みたいなつらい思いはさせたくないのよ」とぷみらさんに、涙ながらに治療を勧めた理由を話す母。

 

「そっか……。お母さんはずっと否定されて、おばあちゃんの理想を押し付けられていたのか……」

 

ぷみらさんは、母の言葉にさまざまなことを納得するような気持ちで、話を聞きます。

 

「だから鍼灸と漢方……頑張ろう!!」

 

「そうくるかぁぁぁ」

 

祖母の場合は、ただ自分の価値観を押し付けていただけ。しかし、母の場合は悪意はなく、ぷみらさんを思う善意でした。

 

「わかったよ……」

 

「私が我慢すればいいか」と、ぷみらさんは母の話を受け入れるのでした。

 

 

「アンタはどんくさいね。こんなこともできないの?」そんな言葉をかけられて育ったぷみらさんの母。親に否定されるようなことばかり言われるのは、本当につらいことですよね。母はそのことが心に引っかかり、「私みたいな思いをさせたくない」と、ぷみらさんの気持ちを置き去りにしてまでも、過剰に心配しているように思います。

 

子どもに対する接し方は、家庭でさまざま。“褒めて伸ばす”、”厳しく言い聞かせる”など、いろいろな考え方があるかと思います。皆さんは子どもと接するとき、どのようなことを心がけていますか?

 

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターぷみら

    HSS型HSP(刺激を求め外交的である一方で、感受性が強く敏感で繊細な気質)のアラサー看護師。Instagramでは、“気にしすぎ体験談”や“HSPあるある漫画”を描いています。失敗だらけだけど頑張って生きてます!

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