母の勧めを断ったぷみらさんに、「アンタのためにいろいろ考えてるのに。こんなに心配なのに」と、嗚咽しながら号泣する母。「こんなに泣かれたら、断れない」と渋々、母の勧める治療を受けることを伝えると、母は自身の幼少期のトラウマについて話しだしました。
幼いころ体が弱かったものの、そのことを祖母に理解してもらえず苦しい思いをしていた母。「おばあちゃんはパワフルな人間だから、私の気持ちはわからない」と、祖母への複雑な感情を語り……。
母の苦しみを理解しようとする娘は…
「おばあちゃんに否定ばかりされてきた。家で唯一明るかったおじいちゃんは、若くして急死してしまったし……」
自身のつらかった幼少期を振り返る母。
「出来の悪い私を自分の思い通りにしたかったんだと思う……」
「私はそれが嫌だった!!」
母は語気を強め、ぷみらさんに訴えます。
「とにかくアンタには私みたいなつらい思いはさせたくないのよ」とぷみらさんに、涙ながらに治療を勧めた理由を話す母。
「そっか……。お母さんはずっと否定されて、おばあちゃんの理想を押し付けられていたのか……」
ぷみらさんは、母の言葉にさまざまなことを納得するような気持ちで、話を聞きます。
「だから鍼灸と漢方……頑張ろう!!」
「そうくるかぁぁぁ」
祖母の場合は、ただ自分の価値観を押し付けていただけ。しかし、母の場合は悪意はなく、ぷみらさんを思う善意でした。
「わかったよ……」
「私が我慢すればいいか」と、ぷみらさんは母の話を受け入れるのでした。
「アンタはどんくさいね。こんなこともできないの?」そんな言葉をかけられて育ったぷみらさんの母。親に否定されるようなことばかり言われるのは、本当につらいことですよね。母はそのことが心に引っかかり、「私みたいな思いをさせたくない」と、ぷみらさんの気持ちを置き去りにしてまでも、過剰に心配しているように思います。
子どもに対する接し方は、家庭でさまざま。“褒めて伸ばす”、”厳しく言い聞かせる”など、いろいろな考え方があるかと思います。皆さんは子どもと接するとき、どのようなことを心がけていますか?