イヤイヤ期目前の弟のヤンチャぶりに怯える長男……!
わが家には6歳の長男と1歳の次男がいます。次男が生まれてすぐのころは、小さくておとなしい赤ちゃんにメロメロだった長男。幼稚園から帰ると真っ先に次男のところへ行き、「僕は大人になってもこの子と暮らすんだ」と言い出す溺愛っぷりでした。
そんな仲良し兄弟に変化が訪れたのは、次男が1歳半を過ぎたころ。突然「イヤ!」と暴れたり、物を投げたりする次男を見て長男は怯えた様子。心配性でちょっと怖がりの長男はその様子をみて不安になったようです。私は、長男を安心させようと「2歳くらいになると、イヤイヤ期といって、暴れたり怒ったりすることがあるんだよ」と説明。しかし、それがかえって長男の不安を大きくさせてしまったようでした。
ある日の夕飯どきに次男のイヤイヤが爆発。エプロンをつけてもイヤ! お皿の中に何か入れてもイヤ! 私が途方に暮れていると、突然長男が「○○くん(弟)、もう2歳になっちゃったー! 2歳やだ!」と大泣きしたのです。
晩ごはんのあと、泣きつかれて寝た次男の横で、長男が2歳のころの動画を長男と一緒に見ることに。長男のイヤイヤ期は次男ほど激しいものではなく、動画の中の長男は笑顔で楽しそうなものばかりです。長男も動画の中の自分を指さしながら「これも2歳? かわいいね」とうれしそう。
それから2人で、次男のイヤイヤ期を乗り越える作戦を立てることに。イヤイヤ期を乗り越えるのは幼い長男も同じ。「うまくいかなかったら別の方法を試そう!」と長男も前向きに。何より、2歳の自分が怪獣ではなく、かわいい男の子だったことが勇気になったようでした。
著者:水野あや/20代女性・主婦。怖がりでやさしい長男とヤンチャでたくましい次男の5歳差兄弟のママ。掃除や片づけは好きだけれど料理が大の苦手。家事や育児の息抜きに夜な夜なゲームに没頭するアラサー主婦。
作画:mosu
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています