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「言ったらきっと、お母さんは傷つく…」わかっていても感情が止まらない娘はついに…!? #過干渉な母親 23

【母の「アンタのために」から解放されるまで】第23話。高校生のぷみらさん、専業主婦の母親、父親、妹は、金銭的援助を受けるため、ぷみらさんの祖母(母方)と同居していました。ぷみらさんの母は、祖母や父とケンカばかりで、家族同士の揉め事が絶えない毎日。母は「アンタのために、離婚や家を出ることを我慢している」と、ぷみらさんに嘆いていました。

幼いころ、体の弱かったぷみらさん。母も体調を崩しやすく、そのことを祖母に責められて育ちました。パワフルで元気だった祖母は、自分の思い通りにならない母のことを否定してばかり。母は、「私はそれが嫌だったから、アンタにはつらい思いはさせたくない」と、ぷみらさんに話していました。

「私のせいで弱い子どもに産んでしまった」と負い目を感じていた母は、ぷみらさんの健康のために、鍼灸と漢方を勧めていました。ぷみらさんは以前から、鍼灸や漢方が苦手。しかし、母の勧めを断った際、号泣されたことをきっかけに「私が我慢すればいいか……」と、治療を受け入れていました。

 

ある日、体調の優れないぷみらさんは、母に勧められるがまま鍼灸院へ。問診に対して気のない返事をするぷみらさんに、「なんで来たの?」と尋ねる先生。「来ないと母が泣くので」と答えたぷみらさんに、先生は……!?

 

先生のあるひと言で、感情が爆発!

アンタのために23

 

アンタのために23

 

アンタのために23

 

 

アンタのために23

 

アンタのために23

 

 

アンタのために23

 

アンタのために23

 

「あなた……かわいそうに……」

 

「母が泣くから鍼灸に来た」と話すぷみらさんに、同情の目を向ける先生。

 

「え……? 私がかわいそう?」

 

ぷみらさんは、思いもよらない先生の言葉に驚きます。

 

「だって鍼灸に来るという意思は、あなたではなくてお母さんの意思でしょう?」

 

先生の言葉に、ハッとするぷみらさん。母からかけられる「アンタのために」は、母のためで、自分の気持ちがなかったことに気が付きます。

 

帰宅したぷみらさんは、母に「もう鍼灸に行きたくない」と伝えます。

 

「今回の先生、合わなかった?違うところを探して……」

 

「ちがう! そうじゃない!!」

 

話を進める母の言葉を遮り、「私は行きたくないの!!」と訴えると……。

 

「なんでよ! アンタのために言ってるのに!」

 

母の「アンタのために」という言葉に、ぷみらさんの感情が溢れ出します。

 

「それは私のためじゃない!! お母さんは、おばあちゃんと同じことしてる!!」

 

自分の思い通りにしようとする祖母に、嫌気がさしていた母。しかし、鍼灸の先生の言葉をきっかけに、母がしていることは祖母と同じだということに気付き、ぷみらさんは母に訴えるのでした。

 

 

母は自分のことを思い、善意で治療を勧めていたことをわかっていたぷみらさん。しかし、「そこに私の気持ちはなく、治療を受けるのはお母さんのためだった」と気が付きました。「これを言ったら、お母さんは傷つく」とわかりながらも、母に自身の感情を訴えたぷみらさんは、苦しい思いをしたのではないでしょうか。母がぷみらさんの気持ちを受け止め、ぷみらさんが自分の気持ちに素直に生きられるよう、願うばかりです。

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターぷみら

    HSS型HSP(刺激を求め外交的である一方で、感受性が強く敏感で繊細な気質)のアラサー看護師。Instagramでは、“気にしすぎ体験談”や“HSPあるある漫画”を描いています。失敗だらけだけど頑張って生きてます!

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