2人の姉との共通点
私は3人姉妹の末っ子として生まれました。私たちは性格は異なるものの、みんな背や胸が小さく運動が苦手など、身体的な特徴に共通点がありました。
あるとき、生理になった私が押入れからナプキンを取り出していると、1番上の姉が「生理始まったの? 私も昨日から始まったんだよ〜」と話しかけてきました。すると、私たちの会話を聞いていた2番目の姉が「あ、私はもうすぐ生理終わりそうだよ」と言ったのです。
このように、姉妹で生理期間が被ることが頻繁に起こっていました。とはいえ「同じ家で暮らしていて、生活環境が一緒だから生理が被りやすいのかな?」と、私は思っていました。
実家で目にしたのは…
それから私たち姉妹は、大学生や社会人となり、それぞれひとり暮らしを始めるようになりました。
ある日、実家へ帰省するタイミングと生理期間が被ったため、私はナプキンを持って帰省することに。するとその日の夜、1番上の姉が荷物からナプキンを取り出しているのを目撃したのです。姉も生理中であることがわかり、「生活環境が変わってもまだ生理のタイミングが同じなんて!」と、私はとても驚きました。
別々に暮らし始めてからも生理が被っていたのは、この帰省中だけではありません。その後も高い頻度で2人の姉たちのどちらかと、もしくはどちらとも生理期間が被ることがありました。
思わぬところで姉妹の絆を実感
一般的に、生理は1カ月に1度起こるものだと思います。姉が2人もいれば、誰かと生理が被る確率も高くなりますし、もともと3姉妹の生理周期が同じくらいで、その周期が今も続いているだけかもしれません。
それでも、私は年をとるにつれ生理周期が徐々に長くなっていたため「生理周期が変化しても、ここまで生理が被るのか!」と驚き、思わぬところで姉妹の絆を感じたのでした。
私たち姉妹の生理がなぜこんなにも被るのかについては、未だに不明です。しかし、生理の時期が一緒だとわかってからは、離れて暮らす姉たちとの心の距離が少し縮まったように感じています。
著者/百田
イラスト/もふたむ
監修/助産師 松田玲子
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!