薄毛は遺伝?もしや私も危ない?
30代で出産した際に初めて抜け毛が気になるほどに薄毛になりましたが、一気に髪が生え変わり元に戻ったためその後は特に気にしていませんでした。しかし、ちょうどそのころ地肌が見えるほど薄毛になった60代の母親が、頭の上に乗せるタイプのウィッグを付け始めたのです。そして、母から「あなたも気を付けなさいよ。薄毛は遺伝するから」と言われたことで、自分の薄毛になるであろう将来を気にし始めました。
母はその後、肩が凝ると言ってウィッグを付けなくなり、何種類かの育毛剤を試し始めました。メーカーも成分も異なる育毛剤はある程度の期間試さなければ効果がわからないため、母はかなりの時間とお金をかけることに。その結果、母は自分に合う育毛剤を見つけ出し、見える地肌の面積が減ることに成功したのです。この母の育毛活動を側で見ていた私は、薄毛遺伝は確実だなと思いながらもまだまだ他人事でした。
「うすらハゲ」発見にショック!
40代前半から洗髪時の抜け毛が気になり始め、髪の毛のハリやツヤがなくなっていることを実感しました。そして45歳のときに髪の毛をひとつ結びした際、「うすらハゲ」を発見することに! サイドの髪の毛の毛束の間に地肌が浮いたように見えたのです。結び方の加減かと何回もやり直しましたが、結果は同じ。地肌を隠そうと他の毛束を持ってくると、別のところから地肌が顔を出すのです。いったん髪をほどきサイドの髪の毛をかき分けてみると……ハゲているではありませんか! どこをかき分けてもかなりの地肌が見えたのです。
ひと息つき心を落ち着かせ髪の毛を整えると、うすらハゲはどこにも見えません。幸い頭頂部には薄毛被害は及んでいないため、髪の毛を下ろせばサイドのうすらハゲは隠れるのです。そのおかげで、今まで薄毛に気付かなかったということ。
一応娘たちにサイドの髪の毛をかき分けて見せハゲているか確認したところ、忖度なく「ハゲている」判定をもらいました。娘たちにあらゆる角度からスマホで撮ってもらった自分の薄毛写真を何度も確認した私は、現実を受け入れなければならないことに。母の薄毛の進行度合よりも早い段階で自分の薄毛進行は始まっていたのです。
現在「育毛活動」真っただ中!
育毛剤を試す気力と根性はなくお金も使いたくない私は、今ある髪の毛を大事にし頭皮をいたわることで、抜け毛を防ぎ現状維持をしようと決意! 今までしたことがない髪の毛や頭皮のケアをきちんとしたら現状を維持できるのではないかと思ったのです。
まずは、髪を結ぶ必要のない長さにしました。ロングだと髪の毛の重さで頭頂からサイドにかけてペタンコに見えてしまいます。もちろん結ばなければサイドのうすらハゲが顔を出すこともありません。
そして「髪の健康は頭皮から」と頭皮を意識するようになりました。調べてみると、皮脂や汚れがとどまりやすい頭皮は毛根に影響を及ぼしやすく、育毛活動において最も需要なポイントのようです。就寝中に分泌される成長ホルモンが髪の毛を修復しやすくするために、頭皮の汚れはその日のうちに取り除くよう心がけました。
さらに洗髪時には頭皮を意識してマッサージします。血流を促進して髪の毛を元気にし、毛穴の角度を上げて髪の毛を根元から立ち上がりやすくする効果があるようです。
カラーリングでは、白髪染めよりもマニキュアのほうが傷みにくいと美容師さんからアドバイスをもらいました。白髪が浮きにくいオレンジ色を入れたブラウン系のマニキュアを施してもらい、カラーリングによるダメージを最小限に。
以上のヘアケアを意識するだけで抜け毛は減り、髪の毛にハリが戻りました。サイドの髪の毛をかき分けると依然うすらハゲは存在しますが、根元から立ち上がった髪の毛はふんわりとしボリュームを作ってくれるため、誰も薄毛だとは思わないだろうと自負しています。
まとめ
年を重ねた体の変化と同じく、私の髪の毛にも加齢の変化が訪れました。20代30代はカラーリングをしたりパーマをかけたりと、髪の毛や毛根のダメージを考えずに髪のおしゃれを楽しんできましたが、髪の毛の存続事態が危ぶまれる40代半ばの現在は、年相応の髪の毛のおしゃれを探すことが大切なんだと思いました。今後も育毛活動に精進していきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/村澤綾香
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著者:kaco
多感な中学3年生の娘と言うことを聞かない小学6年生の娘、健康診断結果を隠す高血圧夫と暮らすヨガインストラクター主婦。足を突っ込んだと思われる更年期に抗うべく、アレコレ試行錯誤中。おいしくビールを飲むために生きている。