娘が英語にハマったのはいっときだけ、教材の残念な末路
100万円の大金を支払って英語教材を購入したわが家。娘は、英語でのあいさつや歌、リズムを楽しむようになりました。
しかし、娘は2歳になっても日本語の発達が遅かったのです。気になって療育センターに相談してみると、「英語教育を始めるのが早過ぎると、日本語の習得が遅れることもありますよ」と注意されました。言葉の発達に影響することは諸説ありますが、マイナスな指摘を受けたことに大ショック! 療育センターの先生からは「日本語の絵本もたくさん読み聞かせてあげてください」と言われ、英語の本よりも日本語の絵本の読み聞かせを頑張るように。
そして、3歳になった娘はappleやredなど簡単な英単語は覚えているものの、英語教材に飽きてしまい、今では聞き流しする程度に……。逆に心配だった日本語でのおしゃべりは上達。日本語の発達は、同じ年の子どもと変わらない程度に追いつきました。
また役立つ日を願って、大量の教材はリビングの隅に置いています。英語だけでなく日本語の習得にも最初から力を入れなければならなかったと反省した出来事でした。
※子どもの早期英語学習について
乳幼児は単語の音と意味を相関させるのではなく、音響分析によって言葉が開かれていくとされています。このことから、子どもの早期英語教育は英語の習得に役立つでしょう。ただ、日本語の習得に影響が出るかどうかはあきらかではありません。
著者:向井麻子/女性・主婦。3歳の女の子のママ。時短料理がマイブームで、毎日YouTubeでリサーチしています。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています