お父さんの生活保護について、生活援護課で相談することにしたエェコさん。職員の足立さんが通帳を確認したところ、なんとお父さんは給料や国民年金の他にも企業年金をもらっていたことが判明しました。
さらに、通帳に給料の入金履歴がないということも判明。手渡しであっても必ず生活保護を受ける前に給与を受け取るよう足立さんに言われたエェコさん。その理由は一体。
生活保護が取り消しになってしまう理由は
父の職場について何も知らなかった私。お給料はすべて振り込みだと思っていたのですが、通帳に記載がなく、手渡しだったことが判明しました。
足立さんから、生活保護を受ける前にお給料を受け取っておくように言われました。どうやら、お給料や年金など本人が受け取るお金を合算して、自治体が定める最低生活費を下回ると生活保護の対象となるのだそう。
なので、生活保護が決まった後に収入があるとアウトになってしまうということでした。もし最後のお給料があるのであれば、入院費など必要なことに使って欲しいということも言われました。
その後、誰か血縁者でサポートできる人はいないかと聞かれました。
私はひとりっ子で兄弟はいません。母も私が高校生のころに亡くなっており、父の妹である叔母も高齢のため、父に付きっきりでサポートすることは難しい状況でした。
私が同居すれば……とも思いますが、子どもたちのこれからを大切にしたいと思っていた私にとって家族に負担をかける選択はできませんでした。夫に頼めることといえば子どもたちの世話くらいで、お金や生活についての援助はまったく考えていませんでした。
子どもたちも病気の父がいることで、肉体的にも精神的にもしんどい思いをさせてしまうだろうという考えが私の中にはあり……。
今はなんとか経済的にも援助できていますが、ずっとこの状況が続けば私も苦しくなって家族に迷惑をかけることになります。
父と自分の家族、どちらを優先するのか……選択しなければいけない場面でした。
お父さんのサポートについて聞かれ、自分の家族とお父さんをてんびんにかけることになってしまったエェコさん。子どもたちを第一に考えたエェコさんは、事務的なサポート以外はできないと足立さんに伝えました。母親として、娘としてこの選択はとてもつらいものだったのではないでしょうか。エェコさんの気持ちを考えると、とても胸が痛んでしまいますね。
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