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「え、何するの…」夜中に腹痛がひどくなり母親に告げるも、母が驚愕の対応をし… #毒親との20年間 5

「子ども大人な毒母と言われた母との20年間」第5話。幼いころから母親の言うままに、母親のレールの上を走り続けていたしろみさん。そんな環境で育った彼女は、いつしか周りにすぐ流され同調し、自分の意思をもはっきり言えなくなっていました。しろみさんはそんな自分の生き方に疑問を抱きつつも、母親に特に反抗することもなく、ありのままの状況を受け入れて成長していきます。これはそんなしろみさんと母親の20年に渡る物語です。

しろみさんの家庭では、母親が決めたルールが絶対。守れなければ、暴力や言葉でしろみさんを服従させるようになったのです。ところが暴力の対象になるのはいつもシロミさん。弟のショウが母親に振り回されることはありませんでした。

ある日突然「習い事をひとつ増やすからね」 と母親に言われたしろみさん。ひとり連れてこられた先で始まったのは……。

目隠しをして授業?不可解な問題を出す先生…

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増やされた習い事は、どうやら「波動」 を鍛えるというものでした。


「集中して。」 「気を感じて。」 と先生に言われるものの、波動を感じたことも経験したこともないしろみさん。わけがわからず、シュールでなんとも言えない時間を過ごします。


どうやら母親はこの時期、「波動」 や「気」 にハマっていたのだそう。しろみさんが塾に通わされたのは、波動を鍛えてほしかったからなのかもしれません。

 

ところが、そんな母の行動でしろみさんが迷惑をこうむる出来事が起きたのです。

 

それは、しろみさんが腹痛で夜目覚めたときのこと。あまりの痛みに急いで母親を起こしますが、母親はあろうことか、しろみさんを「波動」 で治そうとしてきたのです。


もちろん治るはずもなく、翌日痛みに耐えられなくなったしろみさんは学校で倒れて病院へ。盲腸の診断と適切な治療を受け、事なきを得たのでした。

 


何を信じるかは人それぞれ。ですが、子どもの健康にかかわることは、目には見えないものを試すのではなく、速やかに正しい治療を受けるべきだったかもしれません。

 

飽きっぽい母親の「波動ブーム」 は1年ほどで過ぎ去ったようですが、これからは子どもを巻き込まない方向で、信じられるものが見つかるといいですね。

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      波動教室とは斬新な習い事。子どもにやらせないで一人でやったらよろしい。

    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターしろみ

    自身が経験した育児と家族のことや、知人の体験談をもとにマンガを描いています。著書に「なんでも横取りする妹が嫌い」(KADOKAWA)

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