ネットとの付き合い方を知る、きっかけにはなったけれど…
くるみはあれ以来、スマホを必要最低限しか触らなくなりました。
私は失敗した記憶だけがくるみの中に残ることを心配し「別に(SNS)をやらないと決める必要もないのに〜」と声をかけますが、くるみの反応はイマイチ……。
私はどう声をかけたらいいのか悩んでいました。
スマホをほとんど触らなくなってしまったくるみ。らっさむさんは、くるみがスマホにトラウマをもったままにしないためにも、何かできないか悩んでいました。
そんなとき、保育園のお迎えの際に先生からの「やらない時期」という言葉にハッとさせられます。何もしない時間もときには必要であることに気づかされたのでした。
くるみがスマホを触らない時間は、くるみにとって必要な時間だったんだと再認識したらっさむさん。自分で気持ちを整理したくるみは、らっさむさんに習いながらブログを書き始めました。
親である以上、子どもには幸せに過ごしていてほしいもの。らっさむさんも、スマホを触らなくなったくるみちゃんをなんとかして立ち直らせてあげたかったのでしょう。
くるみちゃんは時間をかけて少しずつ自分で気持ちを整理しました。ついつい何もしない時間があると、親としては「なんとかしてあげないと!」と先走ってしまいがちですが、子どもを信じて待ってあげる時間もときには必要と気付かされます。
安全なレールを先に敷いてあげるのではなく、子どもと一緒に考え、ときには静かに待って、子どもの成長を見守っていきたいですね。