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離れた場所に住む親が心配! 高齢者見守りサービスを使ってみた【体験談】

私には80代に差し掛かろうとしている父親がいます。今のところ生活習慣病があるとはいえ比較的元気にしており、他県でひとり暮らしをしています。ですが、耳や目も年相応に悪くなってきている様子。父と娘という関係もあってかコミュニケーションを取るのにお互い気をつかう中、どのようにして暮らしていくのが安心だろうかと思案していました。そこで高齢者見守りサービスについて調べ、使ってみた体験談を紹介します。

 

回数を決めて、親の顔を見に行くことに

わが家の子どもたちは持病があり、小さいうちは体調がなかなか安定せず、ほぼ毎日病院通いで実家にすらろくに行くことができませんでした。とはいえ、そのうちそれぞれが幼稚園や学校にあまり休まずに行けるようになって来たのですが、今度は上の子の習い事の関係でやはりなかなか実家に行くことができないように。

 

そしてコロナ禍……。親自身は元気そうにしているので、私が勝手に心配しているだけだとは思いますが、コロナ禍ということもあり、出歩いて人と話す機会が減っているのではないかと気になりました。

 

他府県とはいえ車で1時間程度の場所なのですが、特に用事があるわけではないですし、話がはずむわけでもないので、日々の生活の慌ただしさにかまけてなんとなく延ばし延ばし、親の顔を見る機会が減っていました。

 

そこで月1~2回の数値目標を立てて実家に行くことにしました。子どもたちの送迎の時間もあるので短時間の滞在ですし、ただごはんを作っただけで帰る日もあり、正直に言って親が喜んでいるというよりも私の自己満足だけなのではという思いもないわけではありません。ただ、数値目標を立てないよりは立てたほうが行く頻度は増え、親の顔を見ることができていました。

 

親の活動状況がわかる見守り家電の設置を検討

高齢の親イメージ

 

とはいえ、親の顔を見る頻度が多少増えたところで、何かあったらすぐに気付けるのか?という不安は変わりませんでした。私には兄弟がいますが、遠くにおり、それぞれが心配に思っていたようです。そこで兄弟で相談して、見守り家電の設置を考えました。

 

父と相性の良い兄弟から提案してもらい、しぶしぶ納得してもらいました。独居に不安を感じているわけではなく、自由に生活している側からすると、監視されているようで良い気はしないのも当然かもしれません。調べてみるとカメラやロボットといったしっかり見守るものから、電球やポットを使用することで活動の様子がわかるものまでありました。

 

初期費用や月々の費用、見守る側(私たち兄弟)、見守られる側(父)のニーズなどを考えて、私たちは高齢者見守りサービス「まもりこ」を設置してみることにしました。これは冷蔵庫に付けた小さな本体が扉の開け閉めを感知し、「活動していた」としてデータがスマホに送られてくるものです。

 

一定の時間開け閉めがないと「異常」ということで、スマホに通知が入ります。異常を検知したからといって、誰かが見回ってくれるわけではないので、自分たちで確認する必要はありますが、見守られる側は比較的監視されている感覚はないのかなと感じました。

 

 

「まもりこ」で複数の家族でデータを共有

スマホデータ共有イメージ

 

「まもりこ」は大手ネット通販で購入。コンパクトな封筒がポストに届いていました。中に入っている説明書もシンプルで、書いてある通りに冷蔵庫に手のひらサイズの「まもりこ」本体を設置しました。冷蔵庫の側面や上面の、コンセントに近い部分に添付の両面テープで固定します。この両面テープは小さいながらも強力なようで、冷蔵庫側面にしっかりと付いたように見えました。

 

ACアダプタは別売りなので、家で使っていないものを持参して付属のUSBケーブルと接続しました。購入時にスマホにアプリを入れる必要があり、説明書の手順通りにおこなったところ、5~10分で設定ができました。思っていたより簡単でひと安心です。Wi-Fi環境がなくても使用でき、アプリを入れるだけで複数の家族でデータを共有できます。私の場合、兄弟家族ともデータを共有することになるので、この点はとても重要でした。

 

実際に使用し始めると、冷蔵庫を開けた回数だけではなく、部屋の室温、湿度もデータとして送られてきて見守る側としては少し安心できます。ただ設置後しばらくして、何度か親が自宅を留守にすることがあったので、普段の生活を詳しく知らない私たちとしてはもしかして何かあったのかもしれないと慌てることが何回かありました。

 

まとめ

高齢者見守りサービスを導入したからといって、何かあった場合にすぐ対応できるわけではありません。むしろ冷蔵庫の開け閉めがなくスマホに異常として通知が来ると、ひやひやしてしまいます。でも冷蔵庫が日に何度も開いていて、寒い日にはエアコンを付けているであろう様子がわかると安心するものです。

 

安心料として費用はかかりますが、試してみてよかったなと感じています。まだ親が自分で冷蔵庫を開け閉めするくらい元気であるということが前提ですので、この先もし寝たきりなどになった場合はまた新たなツールを考えたり他の手段だったり、いろいろ変わって来るかと思います。いつまでもお互い心身ともに元気であってほしいと思っています。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

 

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著者:とんかつ

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