胃に異変が
ある日、食後に胃の痛みを感じた私。胃薬を飲んでみたものの、一向によくなる気配がありません。結局、このような状態が2日ほど続き、「胃の病気かな?」と不安になった私は、病院を受診することに。
診察の結果、特に異常はなく、医師から「原因はわかりませんね。ストレスなどによる一時的なものかと考えられるので、ひとまず胃腸薬を飲んで様子を見てみましょう」と言われました。
実際に胃腸薬を飲み始めて1日ほど経つと胃痛は治まり、私自身も「ストレスだったのかな」と思うようになったのです。
1カ月後に再び…
しかし1カ月後、ストレスが原因だと思っていた胃痛が再び起こるように。そこで、改めてよく考えると、胃痛が起こるのは生理の時期と重なっていることに気づきました。
強い生理痛でその場から動けなくなり、嘔吐してしまうということもあるほど……。「もしかしてこの胃痛は『生理が原因で起こっている』のではないか」と思い始めたのです。
PMS(月経前症候群)も悪化していて、生活に悪影響を与えていたこともあり、胃痛も含めた生理症状を相談するために、私は婦人科を受診することに決めました。
胃痛の原因は!?
婦人科では医師と相談をして、生理症状を軽くするために低用量ピルを服用することになりました。そして、私は「生理が原因で胃痛が起こることはあるんですか?」と医師にたずねました。
すると、医師は「子宮を収縮させるための物質の分泌が多くなると、胃にまで影響することがあります。そのときに胃痛が起こることもある」と教えてくれたのです。
医師の話を聞いて、生理は胃痛まで引き起こすのかと私はとても驚き、生理中はあらゆる体の不調が起こりやすいのだと改めて実感したのです。
それから、婦人科で処方された低用量ピルを飲み始めると、生理の症状は軽減し、胃痛が起こることはなくなりました。「やはり生理が原因だったのか……」と思い、体の症状は自分で対処しきれないものもあるため、早めに受診することも重要だと実感しました。
著者/百田
監修/助産師 松田玲子
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