いつの間にか、ミドリさん一家に夕飯を振舞うのが当たり前になり、食費も貰っていないのに…とモヤモヤしていたライコミさん。そんなとき、ミドリさんは段ボールいっぱいの食料を持ってきてくれました。しかし中身を確認すると、賞味期限が切れているものやギリギリのものばかり。そんな矢先、ミドリさんの娘のミズキちゃんは、小学生の妹とおばあちゃんの面倒をみるだけではなく、塾に行きたいからという理由でバイトをしていることを知って……!?
今まで仲良くしていた友達が別人のように見えた…
ミズキちゃんは、バイトをしながら塾に通っていましたが、それを「別に行かなくてもいいのに」と言ったミドリさん。男の子がいないミドリさんの家は、長女のミズキちゃんには早めに働き始めて婿を取ってもらうつもりのようです。
突然飛び出した思いがけない発言に、ライコミさんは言葉を失ってしまいます。しかし、子どもたちの気持ちややりたいことよりも、家の存続が大事と言っていた生前の姑の姿を思い出しました。
「ミドリちゃんは、姑と同じ考えを持っている――」。そう思うと、今まで仲良くしていたはずなのに、なんだか急に別人に見えてしまうのでした。
バイトをしながら頑張って塾に通っているミズキちゃんは、普通ならしなくてもいいはずの苦労を背負っているのかもしれません。信頼していた相手の思わぬ一面を見てしまい、突然その人が遠い人のように感じてしまったとき、みなさんならどうやってその溝を埋めますか?
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