「どうせ私が何を言ったって、聞き入れてもらえない……。」しろみさんは次第に自分の意見を言うことを諦めるようになりました。
そんなしろみさんを好きになってくれたのが…?
高校卒業前に推薦組の友人と、卒業旅行に行くことを決めたしろみさん。反対されないよう、母親の機嫌が良いときを見計らって、承諾を得ることにしました。
しろみさんの狙い通り、その日機嫌の良かった母親は、夜行バスの承諾書に快くサイン。あっさりと許可してもらえたことにびっくりしつつも、しろみさんは楽しみに旅行の日を待ちます。
ところが旅行前日、念のために再度旅行を報告したしろみさんに、母親は「聞いてないんですけど。」の一点張り。結局母親によって、旅行をキャンセルされてしまうのでした。
大人とはいえ人間なので、当然機嫌が良い日もあれば、悪い日もあるでしょう。
ですが、その機嫌によって子どもを振り回すべきではありません。ましてや、自分がサインしたことを娘のせいにするなど、人としてやってはいけないこと。
これでは子どもも混乱してしまいます……。自身の発言にはきちんと責任を持ち、軸のある教育方針で子育てしていきたいものですね。
しろみさんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。