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「お姉ちゃんが標的だったから」弟が家を出るとき驚愕の事実を耳打ちしてきて #毒親との20年間 23

「子ども大人な毒母と言われた母との20年間」第23話。幼いころから母親の言うままに、母親のレールの上を走り続けていたしろみさん。そんな環境で育った彼女はいつしか周りに流され、自分の意思をもはっきり言えなくなっていました。しろみさんはそんな自分の生き方に疑問を抱きつつも、母親に特に反抗することもなく、ありのままの状況を受け入れて成長していきます。これはしろみさんと母親の20年に渡る物語です。

高校卒業前に友人と約束していた卒業旅行も、母親の反対によりキャンセルされてしまったしろみさん。大学の履修も当然、母親の指示に従います。

母親から教員免許を取るように言われたしろみさんは、毎日講義がパンパン。サークルやバイトをする時間すらありませんでした。

自分とは違い、自由に進路を決めた弟

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県外の大学に行くことを決めた弟のしょう。家を出ていく日に、何も未練がないような顔で、しろみさんにこっそり耳打ちします。

 

「お姉ちゃんが標的にされてたから自由にやれた、ありがとう」

 

それを聞いてしろみさんは複雑な気持ちに。それでも笑顔でしょうを送り出します。


その後大学4年生になり、就活の時期に突入したしろみさん。相変わらず母親の顔色をうかがいながらも、自分の進みたい道に向かって動き始めるのでした。


これまでしろみさんは、母親のしいたレールからはずれることなく、人生を歩んできました。ですが、就職は一生のことです。好きではない仕事を無理にしても、続くはずがありません。


しろみさんもそう考えたのか、初めて勇気をもって、自分の将来を自分で選択することにしたようです。


このまま選考が進めば、きっといつかは母親にも話さないといけないときが来ます。それでも自分の決めた道に自信をもって、迷いなく歩んでほしいですね!

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      弟と協力してどうにかする道もあったかもしれませんが…弟もしろみちゃんも被害者です…

    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターしろみ

    自身が経験した育児と家族のことや、知人の体験談をもとにマンガを描いています。著書に「なんでも横取りする妹が嫌い」(KADOKAWA)

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