母親から教員免許を取るように言われたしろみさんは、毎日講義がパンパン。サークルやバイトをする時間すらありませんでした。
自分とは違い、自由に進路を決めた弟
県外の大学に行くことを決めた弟のしょう。家を出ていく日に、何も未練がないような顔で、しろみさんにこっそり耳打ちします。
「お姉ちゃんが標的にされてたから自由にやれた、ありがとう」
それを聞いてしろみさんは複雑な気持ちに。それでも笑顔でしょうを送り出します。
その後大学4年生になり、就活の時期に突入したしろみさん。相変わらず母親の顔色をうかがいながらも、自分の進みたい道に向かって動き始めるのでした。
これまでしろみさんは、母親のしいたレールからはずれることなく、人生を歩んできました。ですが、就職は一生のことです。好きではない仕事を無理にしても、続くはずがありません。
しろみさんもそう考えたのか、初めて勇気をもって、自分の将来を自分で選択することにしたようです。
このまま選考が進めば、きっといつかは母親にも話さないといけないときが来ます。それでも自分の決めた道に自信をもって、迷いなく歩んでほしいですね!
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