教育実習が始まったしろみさん。その合間で志望する会社の選考を受けるなど、怒涛の3週間を送ります。
教育実習が終わるまであと1週間…!
研究授業のため、遅くまで授業案を練っていたしろみさん。9時近くになったころ急いで母親に連絡しようとしますが、スマホにはすでに母親から大量の連絡が入っていました。
ブチ切れの母親をなだめつつ、遅くなることの了承を得たしろみさん。結局帰宅できたのは終電の時間でした。
ところがしろみさんの不運は続きます。なんと電車で痴漢にあってしまったのです。
しろみさんが緊張から、スマホとノートを落としたときの大きな音で痴漢は手を引っ込めました。しかし、落としたものを拾っている間にちょうど駅についてしまい痴漢は逃走。しろみさんは泣き寝入りするしかありませんでした。
帰り道で以前に痴漢されたときの嫌な記憶を思い出して、涙が止まらなくなるしろみさん。それでも母親に見られてはいけないと、しっかり涙を拭いてから家に入っていくのでした。
終電の満員電車で再び痴漢にあってしまったしろみさんは、さぞ怖い思いをしたことでしょう……。
母親からの過去の言葉を思い出し、痴漢にあった自分が悪いと思い込んでしまいますが、しろみさんは何も悪くありません。
目には見えなくても、鋭い言葉は心にいつまでも残るものです。数々の言葉の呪縛から、少しでも早くしろみさんが解放されることを願うばかりです。
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